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タカラトミー「究極のおにぎり」を料亭出身の料理人と試したら? さらに美味しくするプロの技に脱帽した:知らないと損!?業界最前線(2/4 ページ)
最近、おにぎりがブームだ。全国で専門店の出店が続き、行列のできる店も増えている。そんな中、タカラトミーアーツから登場した「究極のおにぎり」は“話題のおにぎり専門店のようなふわふわなおにぎりを手軽に作れる”という。通常のおにぎりとは何が違うのか。おにぎり店の調理長と食べてみた。
ふわふわおにぎりは、ケースの回転がポイント
「究極のおにぎり」は、同社が2017年から販売している「究極シリーズ」というキッチントイの1製品。初代「究極のTKG」(たまごかけごはん)や「究極のNTO」(納豆)などに続く第4弾として発売された。実は究極のおにぎりの本体にも「ONG」(おにぎり)の文字が入っている。
準備は、おにぎりケースの中に炊きたてのごはんをセットして、おにぎりスタンドの上に乗せるだけで完了。あとは正面にあるレバーを倒して、30秒間おにぎりケースを回転させる。おにぎりケースの外側には歯車のようなギザギザがついており、それがおにぎりスタンドの中の歯車と噛み合って回転する。シンプルな仕組みだ。
回転を止めたら、おにぎりケースの中のおにぎりを海苔の上にそっと置き、巻き付けたら完成だ。握りがかなり緩いので、海苔を巻くときも崩れないように慎重に行う必要があった。
通常おにぎりというと、両手でギュッと握って成型する。しかし「究極のおにぎり」ではギュッと握らないことで、ふわふわなおにぎりができる。
実際に「究極のおにぎり」で作ったおにぎりを食べてみた。気をつけないと手に取っただけで崩れてしまうので優しく持ち、口に運ぶ必要があった。ごはんは固まっていないのでほろっと崩れる。かなり優しいおにぎりだった。
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