サダタローのゆるっとマンガ劇場
マリオ好きにはたまらないけど映画としては……? マリオ新作映画を見てマンガ家が首を傾げた理由(1/7 ページ)
4月24日に公開された映画「ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー」の興行収入が、公開3日で16億109万3600円を記録したそうです(国内のみ)。大ヒットした前作同様、今作の注目度の高さが伺えます。前作に大満足だったボクも、さっそく見てきました(前作の感想はこちらをご覧ください)。
とにかく今作を一言で表すなら「マリオ好きのためのマリオ映画」です。登場するゲストキャラから劇伴に至るまで、作中には原作であるマリオのゲームシリーズだけではなく、任天堂の様々なゲーム作品からの小ネタが満載! 元のゲームを知っていればいるほど楽しめる作品になっています。
映画自体も終始ハイテンション。マリオならではのアクションがこれでもかと繰り広げられます。とにかくこの映画には原作のマリオシリーズの楽しさをぶち込んでやるという気概が感じられ、見てる方も終始楽しい気持ちになります。ボクもワクワクしながら鑑賞しましたし、大満足で劇場を後にした、と言いたかったのですが……なぜかそれほど満足感がありませんでした。
というのも、今作は「マリオの映画」としては文句なしなのですが、純粋にいち映画作品として見ると、手放しで褒められる出来ではないと思いました。まず、客がマリオを知っていることを前提に作られているため、ストーリーをはじめ、キャラや世界観の説明はほとんどされません。
ピーチ姫やクッパJr.といったキャラにフォーカスしたドラマも描かれてはいるものの、ストーリーの軸にはなっていないので心に残りにくくなっていますし、アクションシーンも楽しくはあるものの、同じテンションでずっと繰り返されるので後半には飽きてしまいます。映画作品として見ると前作のほうが満足度は高かったな、というのがボクの正直な感想です。
それでも見ているときにワクワクしたのもまた事実。今作は映画として鑑賞する、というよりも、遊園地等のショーやアトラクションを楽しむ感覚で見るのが正解かもしれません。何よりマリオをはじめとした任天堂のゲームが好きな人、そしてお子様なら文句なしに満足できると思います。このゴールデンウィーク、家族で遊園地に遊びに行くかわりに、映画館でマリオの極上のアトラクションを楽しむのも良いと思いますよ。
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サダタローのゆるっとマンガ劇場
漫画家のサダタローさんが、世界初の電脳編集者「リモたん」と一緒に話題のアレコレについてゆる~く語るまんが連載。たぶん週末に掲載します。
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