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富士通製PCでも発火事故が発生――ソニー製バッテリーに起因
10月20日からバッテリーの自主交換プログラムを開始していた富士通だが、24日に交換対象機で発火事故が1件発生していたと公表した。
富士通が27日に発表した内容によると、10月24日に「バッテリーパック部分が発熱し火花が出る事故が1件発生」し、バッテリーパックの製造元であるソニーと共同で調査したところ、ソニーのバッテリーそのものに起因する問題との共通認識に至ったとしている。具体的な機種名は明らかにされず、原因は究明中としているが、発火したPCは交換対象のバッテリーを搭載していたという。
これを受け、富士通は「安全にお使いいただくための当社からのお願い」として、バッテリー交換プログラムの対象機を使っているユーザーに対し、
バッテリーパックをはずした状態でお使いください
やむを得ずバッテリーパックを搭載してお使いになる場合は、ACアダプターとの併用は避けてご使用ください
充電を行なう際には、パソコンから離れないでください
という内容の呼びかけを行っている。
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具体的な機種や問い合わせ先はこちらの記事を参照してほしい。
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