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さらに安くなったコストパフォーマンスモデル――「dynabook AX」2008年PC春モデル

東芝ノートPCの普及価格帯を担う「dynabook AX」が4モデルに拡充され、実売価格が13万円台半ばからと、さらに低価格化が進んだ。

dynabook AX/57E

 15.4インチワイド液晶を搭載するコストパフォーマンスモデル「dynabook AX」は、基本的にCPUやメモリ容量を強化したマイナーバージョンアップだが、冬の3モデルから全4モデルに拡充され、Windows Vista Home Basicモデルが復活している。

 主な強化点は、CPUがCeleron M 520(1.6GHz)から、Celeron 540(1.86GHz)に変更されたほか、最上位モデル「AX/57E」のメモリ容量が2Gバイトに倍増した。そのほかのスペックはほぼ共通で、容量が120GバイトのHDD、2層対応DVDスーパーマルチドライブを踏襲している。

 機能面では、最上位モデルのAX/57Eに加えて「AX/55EP」と「AX/55E」がharman/kardon製スピーカーを搭載し、さらに2灯式の高色純度・高輝度Clear SuperView液晶(490カンデラ/平方メートル)を採用したのが目を引く。低価格な製品ながらAV機能を強化した形だ。なお、AX/55EPとAX/55Eの仕様は共通で、Microsoft Office Personal 2007にPowerPoint 2007が付属するか否かで差別化されている。実売価格はAX/57Eが16万円前後、AX/55EPが15万円台半ば、AX/55Eが15万円前後。

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 一方、Windows Vista Home Basicを採用した最下位モデルのAX52/Eは、HDD容量が80Gバイトで、液晶ディスプレイも通常のClear SuperView液晶と、スペックがやや落ちるものの、そのぶん実売価格も13万円台半ばに抑えられている。

dynabook AXの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売価格
dynabook AX AX/57E 2スピンドル マイナーチェンジ Celeron M 540(1.86GHz) 2Gバイト 120Gバイト Windows Vista Home Premium 16万円前後
AX/55EP 2スピンドル マイナーチェンジ Celeron M 540(1.86GHz) 1Gバイト 120Gバイト Windows Vista Home Premium 15万円台半ば
AX/55EE 2スピンドル マイナーチェンジ Celeron M 540(1.86GHz) 1Gバイト 120Gバイト Windows Vista Home Premium 15万円前後
AX/52E 2スピンドル マイナーチェンジ Celeron M 540(1.86GHz) 1Gバイト 80Gバイト Windows Vista Home Basic 13万円前後
dynabook AXの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV機能 重量
dynabook AX AX/57E 15.4インチワイド 1280×800 Intel GL960 Express DVDスーパーマルチ(2層対応) チップセット内蔵 約3キロ
AX/55EP 15.4インチワイド 1280×800 Intel GL960 Express DVDスーパーマルチ(2層対応) チップセット内蔵 約3キロ
AX/55EE 15.4インチワイド 1280×800 Intel GL960 Express DVDスーパーマルチ(2層対応) チップセット内蔵 約3キロ
AX/52E 15.4インチワイド 1280×800 Intel GL960 Express DVDスーパーマルチ(2層対応) チップセット内蔵 約2.8キロ

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