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ソニー、2008年モデルを含む「VAIO type T」に異常発熱による変形の恐れ――無償修理を実施
ソニーは、2007年モデルおよび一部の2008年モデルの「VAIO type T」に、まれに電源差込口/液晶画面枠が異常発熱し外装が変形する恐れがあると発表した。対象機種は無償で点検と修理が行われる。
ソニーは9月4日、「VAIO type T TZシリーズ」に、発熱を伴う不具合が発生する可能性があると発表した。対象機種は無償で点検と修理が行われる。
不具合の内容は、本体部と液晶ディスプレイの接続配線が本体開閉のストレスによって断線し、ショートが生じ発熱して外装が変形する可能性があるというもの。また、内部使用部品の不具合により、まれに発熱し外装変形に至る場合もあるとしている。
対象製品を所持している顧客については、自宅を訪問の上で製品を預かり、無償で点検と修理を実施する。
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対象となる製品型名は以下の通り。なお、対象製品型名でも、製造番号によって対象外/不具合対策済みのモデルも存在しており、詳細なチェックについてはこちらで行うことが可能だ。
- 【2007年5月発売モデル】 VGN-TZ90HS、VGN-TZ90NS、VGN-TZ90S、VGN-TZ50B
- 【2007年9、10月発売モデル】 VGN-TZ91HS、VGN-TZ91NS、VGN-TZ91S、VGN-TZ71B
- 【2008年2月発売モデル】 VGN-TZ92HS 、VGN-TZ92NS、VGN-TZ92S、VGN-TZ72B
- 【2008年5月発売モデル】 VGN-TZ93NS *、VGN-TZ93S *、VGN-TZ93US *、VGN-TZ73B *
- 【オーバーシーズモデル】 VGN-TZ37GN/B *、VGN-TZ27GN/B、VGN-TZ17GN/B
※ *印型名の製品は一部のみが対象となる
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