アイ・オー、テレビに似合うピアノブラックのメディアプレーヤー「AV-LS500LE」
アイ・オー・データ機器は、ネットワークメディアプレーヤー「AVeL Link Player」シリーズの新製品として、ピアノブラック仕上げのエントリーモデル「AV-LS500LE」を6月下旬に発売する。
アイ・オー・データ機器は6月3日、ネットワークメディアプレーヤー「AVeL Link Player」シリーズの新製品として、ピアノブラック仕上げのエントリーモデル「AV-LS500LE」を発表した。価格は1万3600円。6月下旬に出荷を開始する。
機能を絞り込み、価格を抑えたシンプルなDLNAクライアント。Windowsファイル共有や、Windows Vistaに標準搭載された「Windows Media Player 11」のサーバ機能にも対応しており、PCやNASに保存した写真や動画、音楽をネットワークを介してテレビで再生できる。再生時には、音楽ファイルを再生しながら写真のスライドショーを実行することが可能。また動画再生機能では、新たに2倍から8倍までのズームインおよび1/2から1/8までのズームアウト、および画面位置の補正機能を搭載した。さらに、USBストレージやWindowsファイル共有機能使用時には、ISOファイルの再生も可能になっている。
対応フォーマットは、動画がWMV9、MPEG-1、MPEG-2、MPEG-4 ASP、MPEG-4 AVC(H.264)、Motion JPEG、Xvid。音楽ファイルは、WMA9、WMA9 Pro、MPEG Audio、PCM、AAC、Dolby Digital。静止画はJPEGのほか、BMP、PNG、GIF、TIFF。
4月に発売した上位機種「AV-LS500VX」にもない新機能として、サーチ機能とライブラリ機能が挙げられる。サーチ機能は、USB接続のHDDとネットワーク内のサーバを対象として、キーワード検索が可能。ソフトウェアキーボードを利用し、テレビ画面からネットワーク内のコンテンツを検索できる。ただし、検索ワードに使用する文字は英数に限定されている。
一方のライブラリ機能は、USBポートに接続したストレージが対象。ジャン別やフォルダ別、日付などのカテゴリーに分類してコンテンツが表示されるため、目的のファイルを容易に探し出せるという。
ボディーは、薄型テレビのデザイントレンドに合わせてボディーをピアノブラック仕上げとしたのが特徴。本体サイズは約181(幅)×109(奥行き)×39(高さ)ミリ、約400グラムとコンパクトなため、テレビ台やAVラックの片隅にも設置できる。インタフェースは、HDMI 1.3aが1系統のほか、コンポジットビデオ、光デジタルオーディオ出力など。赤外線リモコンが付属する。
なお、AV-LS500VXと比較すると、DTCP-IPやVoD、HDMIリンクといった機能は省かれている。このため、デジタル放送の録画番組をネットワークごしに視聴することはできず、アクトビラ ビデオ・フルなどのVoDにも非対応だ。「多機能化したメディアプレーヤーは一部の人にはとても便利だが、大多数の人には使い方が分からない複雑なものになっている。簡単に使えるシンプルなネットワークプレーヤーで、ホームネットワークのすそ野を広げたい」(同社)。
同社が想定する主な利用シーンは、本体前面のUSBポートやネットワーク経由でデジカメやカムコーダーで撮影した写真/動画を再生すること。「AVCHDビデオカメラで撮影した動画は、HDDにバックアップした途端、再生のハードルが上がってしまう。しかしLink PlayerにUSB HDDを接続すれば、容易にテレビで楽しめる」と話している。
関連キーワード
DLNA | AVeL LinkPlayer | 写真 | NAS | Xvid
関連記事
アイ・オー、DTCP-IP対応の「AVeL Link Player」などネットワークAV機器を発表
アイ・オー・データ機器は、“DTCP-IPソリューション”をうたうネットワークAV家電の新製品群を発表した。久しぶりのアップデートとなる「AVeL Link Player」を含む4製品をリリース。「REGZA」で録画した番組をBlu-rayへ? アイ・オーのホームサーバ戦略
アイ・オー・データ機器の「HVL4-G」は、東芝“REGZA”「ZH500/ZV500」シリーズで録画した番組をムーブできるホームサーバだ。容易にファームウェアアップデートできるため、今後の機能追加にも期待できる。製品の詳細と今後の展開を聞いた。「DLNA」 (1)——デジタル家電のホームネットワーク
ビデオで録った映像はビデオで、PCに保存した写真はPCで、というデバイス間の垣根が取り除かれつつある。今回は、異種機器間でコンテンツの共有を可能にする「DLNA」について解説する。DLNA (2)——デジタル家電のホームネットワーク
異種機器間でコンテンツの共有を可能にするDLNAは、“標準化された技術の寄せ集め”的な特徴を持つ。今回は、そのガイドラインの詳細と著作権保護技術への対応について解説しよう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.