ナナオ、超低輝度モード搭載の広色域24.1型WUXGA液晶「FlexScan S2433W-H」:最低輝度は約3カンデラ/平方メートル
ナナオの「FlexScan S2433W-H」は、目の負担を軽減する超低輝度モードを搭載した24.1型ワイド液晶ディスプレイ。DisplayPortを含む3系統の映像入力も備えている。
ナナオは7月30日、24.1型ワイド液晶ディスプレイ「FlexScan S2433W-H」を発表した。発売日は9月1日の予定。価格はオープン、同社直販サイト「EIZOダイレクト」での価格は9万4800円だ。
S2433W-Hは用途別の画質モードである「FineContrast」機能に、超低輝度モードの「EyeCare(アイケア)モード」を搭載。ディスプレイ正面のボタン1つで、画面の輝度を約3カンデラ/平方メートルまで低減できる。バックライトに採用したデューティ制御により、低輝度表示時に発生しやすいノイズやチラツキを抑えることで、暗い画面でも表示を安定化させた。これによって、暗所での設置や明るい映像を長時間凝視するCAD作業などで、目の負担を軽減できるという。
内蔵の外光センサーを利用し、周囲の明るさに応じて画面輝度が最適になるように自動調整することで、目の負担軽減と消費電力削減を図る「Auto EcoView」や、ボタン1つで画面輝度に応じた消費電力の度合いをグラフ表示する「EcoView Index」といった機能も備える。
24.1型ワイド液晶パネルはVA方式を採用し、Adobe RGBカバー率96%、NTSC比92%の広色域表示に対応する。画面解像度は1920×1200ドットで、アスペクト比は16:10だ。最大表示色は約1677万色(8ビット対応)で、色再現性を高める10ビットガンマ補正(10ビットルックアップテーブル)も持つ。輝度は最大360カンデラ/平方メートル、コントラスト比は1000:1、応答速度は黒→白→黒で16ms/中間階調域で6ms(オーバードライブ搭載)、視野角は水平/垂直ともに178度だ。
映像入力はDVI-DとアナログD-Subに加えて、DisplayPortも装備した3系統入力に対応。DVI-DとDisplayPortはHDCPをサポートする。ステレオミニの音声入力とヘッドフォン出力、アップストリーム×1/ダウンストリーム×2のUSB 2.0ポートも搭載する。出力500ミリワット+500ミリワットのステレオスピーカーも内蔵する。
スタンドは上40度のチルト、左右で各35度のスイベル、82ミリの昇降、右回り90度の縦位置表示といった調整が可能。本体サイズは566(幅)×208.5(奥行き)×456~538(高さ)ミリ、重量は約10.2キロだ。
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