レビュー

Atom/7型ワイド液晶/660グラムで6万円切りのミニPC――「Viliv X70」に触れる「Viliv S5」とはドコが違う!?(3/3 ページ)

ブルレーが日本語版Windowsを搭載して国内販売する「Viliv X70」は、小型軽量MID「Viliv S5」の兄貴分だ。画面を大型化し、カードスロットやWebカメラも加えている。

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モバイルに有用な各種アクセサリーを用意

 豊富な専用アクセサリーはViliv S5譲りだ。黒と赤のコントラストが映えるレザーケースや、GPS機能と組み合わせた簡易ナビ的な利用を想定したカーキット、映像出力ケーブルなどを用意している。海外製PCの場合、大手ベンダーであっても、こうした専用アクセサリーを国内販売しないことは少なくないが、ブルレーではしっかりオプションまで取りそろえており、好感が持てる。

 なお、ブルレーでは8月31日までにViliv X70本体を予約すると、レザーケースとカーキットが特典として添付される発売記念キャンペーンを実施している(エントリーモデルはCPUのアップグレード特典もあり)。

専用のレザーケース(4800円)はツートーンカラーで、閉じた状態では黒(写真=左)で、開くと鮮やかな赤(写真=中央)が目に飛び込んでくる。専用ケースに収納した状態でのViliv S5との比較(写真=右)
シガージャックアダプターと吸盤付き車載用ホルダーがセットになったカーキット(6800円)は、車内で簡易ナビとして利用するのに役立つ
Viliv S5と同じD-SubのアナログRGB出力に使うVGAケーブル(3400円)のほか、3RCAコンポーネント/S-Video/コンポジット用のテレビ出力ケーブル(3400円)が用意されている

 以上、短時間ながらViliv X70の試作機をViliv S5と使い比べてみた。Viliv S5が持つ最大の魅力は、超小型軽量のボディでWindowsのフル機能が十分使える点や、長時間のバッテリー駆動が可能な点にある(一方で、操作性や拡張性はある程度ガマンがいる)。

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 これに対し、Viliv X70はViliv S5ほどの携帯性はないものの、画面サイズが大きくなったことで視認性や操作性が向上し、インタフェースや機能の追加も組み合わさり、持ち運び以外での使い勝手はかなり高まっている。本体サイズや重量が増したといっても、それはViliv S5が比較対象だからであって、Netbookに比べると明らかに小さくて軽い。価格も5万9800円からと手ごろなので、Viliv S5と同様、小型軽量PCに目がないユーザーの物欲を強く刺激するだろう。

 今後PC USERでは、パフォーマンスやバッテリー駆動時間の評価も含めたレビューを行う予定だ。

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