画面が広く、大きく、鮮やかに――クアッドコアCPU搭載iMacも登場:Core i7も選べます
アップルが21.5型/27型の高解像度液晶ディスプレイを採用したiMacの新モデルを発表した。最上位モデルには最新クアッドコアCPU「Core i5」搭載モデルもラインアップされる。
11万8800円の最下位モデルもフルHD&IPSパネルに
アップルは10月21日(日本時間)、液晶一体型Mac「iMac」の新モデルを発表した。新型iMacは、液晶ディスプレイのサイズや搭載CPU、グラフィックス機能で差別化した全4モデルがラインアップされる。従来の20型(1680×1050ドット)/24型(1920×1200ドット)液晶から、より明るくコントラストも高い、アスペクト比16:9の21.5型(1920×1080ドット)/27型(2560×1440ドット)液晶ディスプレイを搭載し、上位モデルにLynnfield世代のクアッドコアCPUを採用したのがポイントだ。
また、4基のSO-DIMMスロットを備え、最大16Gバイトのメモリをサポートしたほか、インタフェースには新たにSDメモリーカードスロットが加わった。さらに、低音域のレスポンスを向上したという新デザインのスピーカー(17W+17W)や、同日発表のMagic Mouseを付属しているのも目を引く。
最廉価モデルの「MB950J/A」は、1920×1080ドット表示対応の21.5型液晶ディスプレイを搭載し、CPUが3.06GHzで動作するCore 2 Duo、メモリが4Gバイト、HDDが500Gバイト、光学ドライブに8倍速の2層式SuperDriveという構成だ。グラフィックス機能は、NVIDIAのグラフィックス統合型チップセット「GeForce 9400M」を利用する。
同じく21.5型液晶を搭載する「MC413J/A」は、MB950J/AからHDD容量を1Tバイトに増やし、グラフィックスにATI Radeon HD 4670(グラフィックスメモリは256Mバイト)を採用したもの。インタフェースは共通で、背面左下にヘッドフォン出力とマイク入力、4基のUSB 2.0、FireWire 800、Mini DisplayPort、ギガビットLANが並ぶ。本体サイズは528(幅)×188.5(奥行き)×451(高さ)ミリ、重量は9.3キロ。なお、従来の20型iMacは液晶ディスプレイの視野角が上下160度/左右160度だったが、IPSパネルの採用により178度/178度と広視野角になった。Apple Store価格はMB950J/Aが11万8800円、MC413J/Aが14万8800円。いずれも出荷予定は1~3営業日となっている。
上位モデルは2560×1440ドットの画面解像度を採用
一方、2560×1440ドット表示の27型ワイド液晶を搭載した上位モデルは、「MB952J/A」が下位のMC413J/Aとほぼ同じ基本システムで、CPUに3.06GHzのCore 2 Duo、メモリとHDD容量がそれぞれ4Gバイト/1Tバイト、8倍速2層式SuperDrive、グラフィックスがATI Radeon HD 4670(グラフィックスメモリは256Mバイト)となる。ちょうど液晶ディスプレイのサイズを変更した形だ。
最上位の「MB953J/A」は、CPUがCore i5-750(2.66GHz)になり、GPUにATI Radeon HD 4850(512Mバイト)を採用する。メモリとHDD容量、光学ドライブはMB952J/Aと同じだ。インタフェースも下位モデルと同様で、光デジタル音声入出力共用のヘッドフォン/マイクと、4基のUSB 2.0、FireWire 800、Mini DisplayPort、ギガビットLANなどを搭載。ネットワーク機能として、AirMac Extreme Wi-Fi(802.11n)、Bluetooth 2.1+EDRを備える。なお、SDメモリーカードスロットは右側面の光学ドライブの下にレイアウトされている。本体サイズは650(幅)×207(奥行き)×517(高さ)ミリ、重量は13.8キロ。液晶ディスプレイのサイズは27型に巨大化しているが、奥行きは24型iMacと同じだ。
Apple Store価格はMB952J/Aが16万8800円、MB953J/Aが19万8800円。出荷予定日はMB952J/Aが1~3営業日、MB953J/Aは11月予定となっている。OSはMac OS X v10.6 Snow Leopard。このほか、BTOオプションとして、3.33GHz動作のCore 2 Duoや2.8GHzのCore i7も用意されている(ただし後者の出荷は11月予定)。
クアッドコアCPU搭載モデルも登場。価格は21.5型で11万8800円から。
14万円台から購入可能になったスタイリッシュなスリムノート。
関連キーワード
Apple | アップルストア | Core 2 Duo | Core i5 | Core i7 | iMac | MacBook | MacBook Air | MacBook Pro
関連記事
ユニボディ採用の新型「MacBook」登場、9万8800円から
13.3型ディスプレイを搭載する「MacBook」がリニューアル。デザインを一新したポリカーボネートのユニボディや7時間駆動の一体型バッテリーを採用し、NVIDIAプラットフォームと2.26GHz駆動のCore 2 Duoを搭載する。価格は9万8800円。CPUやメモリ容量を強化した小型デスクトップPC――「Mac mini」
液晶ディスプレイを省いた小型デスクトップPC「Mac mini」がモデルチェンジし、CPUやメモリを強化した2モデルのほか、サーバモデルも登場した。アップル、世界初をうたうマルチタッチ対応マウス「Magic Mouse」
アップルはマルチタッチ対応のBluetoothマウス「Magic Mouse」を発表した。新型iMac全モデルに標準添付されるほか、単体でも購入できる。価格は6800円だ。MacBook Airが値下がりし、14万円台から購入可能に
アップルのスリムノート「MacBook Air」が、スペックはそのままに値下げされた。HDDモデルが14万8800円、SSDモデルが17万8800円から購入できる。12万8800円から:“大きなiMac”がさらに安く――アップルがiMacの新モデルを発表
アップルがGeForce 9400Mベースの新しいiMacを発表。ラインアップを4モデルに拡充し、24型のiMacが15万円台で購入できるようになった。24インチ時代が今から始まる――新型iMacで自信を見せるアップル
新しいデスクトップ型Macファミリーの発表に合わせて、国内でもiMacのプレス向け発表会が開催された。新型iMacは我々に何をもたらしてくれるのか。今度の新型Macシリーズは何がスゴイのか
アップルがコンシューマー/プロ向けデスクトップPCのラインアップを一新。最新アーキテクチャの採用とMini DisplayPortの採用がトピックだ。Penryn世代の「iMac」は最大28%性能アップ――アップル説明会
先日受注が開始されたiMacについてアップルが説明会を開催した。新型Core 2 Duoの採用で性能を向上した今回の新モデル、最も強調されたのはコストパフォーマンスの高さだった。速くて安い、新しい「iMac」が登場
アップルがiMacの新モデルを発表、即日出荷を開始した。CPU性能を強化したほか、CTOオプションに3.06GHzモデルもラインアップ。そしてとっても、安くなった。アップルが新しいiMacを発表――アルミの外装でさらに薄く
アルミニウムのフレームを採用した新型iMacが登場した。FSB 800MHzのCore 2 Duoを搭載し、グラフィックスにはATI RADEON HD 2000シリーズを採用。付属キーボードも薄くなった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.