新Core iシリーズやUSB 3.0、次世代テクノロジ“満載”の全56機種──NECの「LaVie/VALUESTAR」春モデル:2010年PC春モデル(1/3 ページ)
NECは新テクノロジを多数採用したPC春モデルを発表。Core iシリーズに一新した地デジ液晶一体型、フルHDノートPC、新デザインNetbookなど、豊富なモデルで展開する。
LaVieシリーズの特徴
ラインアップ
- A4オールインワンノートPCの「LaVie L」は新デザインで全9モデルに増加、4色展開
- CULV版CPU+3色カラーバリエーション+薄型ボディの「LaVie M」
- Celeron搭載の「LaVie M」従来モデルも継続販売
- Netbookの「LaVie Light」はLuiモデル含めて4モデル。新色「フレッシュライム」追加
ハードウェア
- LaVie Lはインテルの新プラットフォーム採用。上位はCore i5-430M
- LaVie Lにテンキー付きキーボード搭載
- LaVie Lの上位モデルに無線式デジタル放送チューナー「ワイヤレスTVデジタル」付属
- LaVie Lの上位モデルに「USB 3.0」標準搭載
- LaVie L/TVモデルに液晶付き無線リモコン付属
- LaVie Lの上位モデルにFeliCaポート内蔵
- LaVie Mの主力モデルはCULV版Core 2 Duoに刷新
- LaVie Mは、Lバッテリー搭載時の駆動時間が最大10.3時間に
- LaVie Light上位モデルは1366×768ドット表示対応のディスプレイ搭載
- LaVie Lightの全機種でAtom N450搭載
- LaVie Lightの最上位モデルは、2GバイトメモリとWindows 7 Home Premium構成に
- LaVie MとLaVie Lightに「USB Duet」機能搭載
ソフトウェア
- 全モデルでWindows 7をプリインストール
- LaVie Lは「32ビット/64ビットセレクトOS」仕様に
- LaVie Lにオリジナルランチャーメニュー「ムービーフォトメニュー」搭載
- LaVie L/TVモデルの視聴ソフトに「番組表-Webサイト連動検索」などの新機能
- LaVie Lの中上位モデルにAVCHDビデオカメラ対応編集ソフトをプリインストール
- LaVie Lightに背景変更機能付きランチャーメニュー「LaVie Lightメニュー」搭載
VALUESTARシリーズの特徴
ラインアップ
- 高機能AV志向の高機能液晶一体型「VALUESTAR W」は、プラットフォームを一新&カラバリ強化
- 人気の「VALUESTAR N」は性能強化とともに新デザイン採用。厚さ6センチの薄型ボディ
- 「VALUESTAR R Lui」モデルは、2009年秋冬モデルを継続販売
- 分離型デスクトップ「VALUESTAR L」は、Core i7やBD、外付けGPUなど、高性能さをより強化
- 手頃サイズの地デジ搭載液晶一体型「VALUESTAR E」はAMDプラットフォーム採用
ハードウェア
- 16モデルでインテルの新CPU(Core iシリーズ)を採用
- VALUESTAR Wは、3波デジタル+「ひかりTV」対応
- VALUESTAR Wの上位モデルはフルHDの23型ワイドのIPS液晶搭載
- VALUESTAR WとVALUESTAR Lの上位モデルに「USB 3.0」標準搭載
- VALUESTAR Wの下位モデルにマルチタッチ対応ディスプレイ搭載
- VALUESTAR Wに「sound by YAMAHA」認証のサウンドシステム搭載
- VALUESTAR Nは20型ワイドの液晶ディスプレイ搭載
- VALUESTAR Nの上位モデルに地デジ+BD搭載
- VALUESTAR LはTVモデルを廃止
- VALUESTAR Lの上位モデルにクアッドコアの「Core i7-870」採用
- VALUESTAR LにGeForce GT 220搭載グラフィックスカード搭載
- VALUESTAR W/VALUESTAR NのTVモデルにDTCP-IP対応DLNAサーバ/クライアント搭載
- VALUESTAR EはAMDプラットフォーム採用
ソフトウェア
- 全モデルでWindows 7を採用
- VALUESTAR Lは「32ビット/64ビットセレクトOS」仕様に
- TVモデルは、AVCREC対応録画機能や携帯電話への番組持ち出し機能などを搭載
- タッチパネル搭載モデルは、マルチタッチ対応ソフトを多数プリインストール
- 表示効果を向上させ、オンラインサービスにも対応する「ぱっと観スライドショー」搭載
- データ引っ越しソフト「ファイナルパソコン引越し」プリインストール
春モデルは「新テクノロジ」「PC+TV+BDの1台3役」「低価格モバイルノートPC」を訴求
NECは1月18日、2010年PC春モデル全7シリーズ/56モデルを発表。2010年1月21日より順次発売する。
今回のモデルは、新入学や新社会人需要に向けた製品ラインアップを特に強化し、2010年1月に発表されたインテルの新プラットフォームや次世代USB規格「USB 3.0」などの新テクノロジとともに、豊富なシリーズやカラーバリエーションで展開する。
OSは全シリーズでWindows 7を採用。上位モデルの一部は「32ビット/64ビットセレクタブルOS」仕様となり、ニーズに応じて64ビット版Windows 7 Home Premiumに切り替えられるようになった。
デザインをリニューアルした、“ほぼ全部入り”の主力ノートPC「LaVie L」
主力のA4ノートPC「LaVie L」は、つややかで高級感のある新デザインのボディに一新。インテルの新CPUであるモバイル向けCore i5/Core i3の採用で基本性能を高めつつ、TV機能やディスプレイサイズ、CPUの種類、光学ドライブの種類など、使用ニーズや予算に応じて選べる全9モデルで展開する。テンキー付きのゆったりキーボード、大きくスクロールボタンも新たに搭載したトラックパッド、同色のUSBマウス付属、使いやすいフロントアクセス型インタフェースなど、従来モデルと同様に「使いやすさ」も強く訴求する。
LaVie Lの上位モデル「LL870/WG」は、ハイエンドノートPCクラスのスペックを備える以外に、3波デジタル放送(地上デジタル、BSデジタル、110度CS)の視聴と録画操作をワイヤレス接続で利用できる同社独自の「ワイヤレスTVデジタル」キットが付属し、Blu-ray Discへの記録や無線リモコンとともにデジタル放送を存分に楽しめる。このほか、“USB 3.0”対応ポートをいち早く搭載、64ビット版OSにも切り替え可能──など、ハイエンド指向のユーザーに対する機能も多く備えている。
中位モデルの「LL750/WG6」は、1920×1080ドット(フルHD)表示に対応する大型の16型ワイド液晶ディスプレイを軸に、新世代CPUCore i5やBlu-ray Discドライブ、4Gバイトのメインメモリ、500GバイトのHDDなどを実装し、ノートPCとして非常に高いパフォーマンスを実現。カラーバリエーションも豊富で、スパークリングレッド、スパークリングブラック、スパークリングピンク、スパークリングホワイトと、全4色のカラーを用意する。
薄型+低価格のCULVノートPC「LaVie M」
CULV版CPUを搭載し、低価格と多彩なカラーを用意する薄型ボディが特徴の「LaVie M」シリーズは、13.3型ワイドの液晶ディスプレイと最薄部27ミリ/重量約1.6キロの従来モデルを継承しつつ、CPUをCULV版Core 2 Duoへ刷新してパフォーマンスが強化された。
バッテリー駆動時間は標準のMバッテリー装着時で最大4.9時間、オプションのLバッテリー装着時で約10.3時間の長時間駆動を実現する。価格はLL530/WH6で実売11万円前後と予想される。
高解像度化したNetbook「LaVie Light」
5万円台から購入できる小型モバイルノートPC/Netbook「LaVie Light」シリーズは、新CPU「Atom N450」の採用で、より高性能かつ低消費電力性が期待される。最上位モデルBL550/WHは従来より高解像度となる1366×768ドット表示に対応する10.1型ワイドの液晶ディスプレイ、2Gバイトメモリ、320GバイトHDD、Lバッテリーを標準搭載し、32ビット版Windows 7 Home Premiumをプリインストールする、“Netbook規格外”のハイスペック仕様となっている。
LaVie Lightは新生活の若者層需要を想定し、ボディカラーをフレッシュライム(新色)、シャインレッド、フラットホワイト、パールブラック、アーバンメタルシルバー(Luiモデル限定)と豊富に用意するのも特徴の1つ。新色のフレッシュライムは天版にイエロー/グリーン系、キーボード部をブラウン基調とする鮮やかなツートーン構成となっている。このほか、LaVie MとLaVie Lightに仮想外付けHDD化機能「USB Duet」やオンラインストレージ+同期機能「FlyFolder」などを備え、複数台目のPCとして便利に利用できる工夫も設ける。
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