「Let'snote C1」の“トリプルヒンジ”とパフォーマンスを緊急チェック(2/2 ページ)
“C1”はLet'snoteシリーズで初めての「コンバーチブル」タイプのモデルだ。ごついスタイルになりがちなのにシンプルなスタイルを実現したC1に迫る。
標準電圧版のCPUだが、デュアルバッテリー搭載で長時間駆動が可能に
ベンチマークテストの結果 | ||
---|---|---|
PCMark Vantage Build 1.0.2.0 | PCMark | 5396 |
memories | 2880 | |
TV and Movies | 3294 | |
Gaming | 2856 | |
Music | 5073 | |
Communications | 6918 | |
Productivity | 4846 | |
HDD | 2992 | |
PCMark 05 Build 1.2.0 | CPU | 7357 |
Memory | 5683 | |
Graphics | 2262 | |
3DMark Vantage Build 1.0.2 | Entry | E3093 |
CINEBENCH R10 | Rendering(Single) | 3739 |
Rendering(Multiple) | 10365 |
ビジネス利用を重視するLet'snoteシリーズは、モバイル向けの軽量小型PCとしてはTDPの高い、その分動作クロックも高いCPUを搭載する。Let'snote C1のCPUもTDP35ワットのCore i5-520Mだ。動作クロックは2.4GHzだが、Intel Turbo Boost Technologyに対応するので、システムの負荷条件や内部の温度に合わせて動作クロックが最高2.93GHzまでアップする。メモリはDDR3で標準構成で2Gバイト、最大6Gバイトまで搭載可能だ。チップセットはIntel QM57 Expressを採用する。データストレージは250GバイトのHDDだ。
評価機材で測定したベンチマークテスト「PCMark Vantage」「PCMark05」「3DMark Vantage」(Entry)の値を掲げたが、試作レベルの評価機材で行った測定なので、参考値と考えていただきたい。
Let'snote C1はバッテリーを背面に2基搭載できる。ホットスワップに対応しており、片方のバッテリーでLet'snote C1を動作させながら、もう一方のバッテリーを交換可能なので、充電済みのバッテリーを用意できれば、AC電源を確保できない場合でも片方ずつ交換しながらLet'snote C1を動作し続けることができる。これは、TOUCHBOOK CF-U1で採用された方法と同じだ。
なお、バッテリーを1基搭載した状態での駆動時間は、公称値で6.5時間とされている。BBench 1.01(海人氏作)を用いて、10秒ごとにキーボード入力、60秒ごとに無線LAN(IEEE802.11g)によるインターネット巡回(10サイト)を行う設定で測定したところ、バッテリー残量5%で4時間17分となった。
トリプルヒンジ構造というアイデアで、Let'snoteシリーズの小型軽量ボディと堅牢性を受け継ぎながらコンバーチブルタイプとなったLet'snote C1は、通常のクラムシェルタイプのノートPCに新しい使い方を提供する。その使い方はユーザーのアイデア次第であるが、そのユーザーの要求に十分に対応するだけでなく、十二分に引き出すことも可能になるだろう。
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