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Thermaltakeのブースで“新手のスタンド使い”を見たCOMPUTEX TAIPEI 2010(2/2 ページ)

自作ユーザーにはおなじみのPCパーツベンダー「Thermaltake」のブースで、今年の夏に投入される予定の新製品を見てきた。“スタンド使い”な感じのPCケースが登場するよ。

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 一方、電源ユニットやクーリングシステムでも新モデルが登場している。Thermaltakeは、オーバークロッカー向けにフィンを2つの12センチファンで挟んだ「Frio」シリーズをすでに投入しているが、これとほぼ同じ構造を採用しつつ静音性を追求した「Jing」シリーズを用意している。対応ソケットはLGA 1366/1156/775、AM3/AM2/AM2+。Jingではリムを省き静音ファンの採用と回転制御によって16dBAを実現したという。ファンの回転数は800~1200rpmの可変で、1200rpm~2500rpmのFrioに比べると明らかに静かだ。日本への出荷は2010年Q3以降で、販売価格は6000円前後になる見込み。

色もなんだか“エコ”っぽい静音の「Jing」シリーズ。公称16dBAと静音だが、冷却性能を確保するためにヒートパイプは6本ある。ツールキットもビニール袋ではなく少し高級なケースになった
Core i5-655Kを5GHzで動かし、Frioで冷やすデモが展示されていた(写真=左)。FrioのAMD専用モデル。同社スタッフによると「とりあえず作ってみただけ」(写真=中央)。17型ノートPCまで対応する冷却スタンド「Massive 23LX」。青く光る23センチのファンを搭載するほか、2ポートのUSBハブ機能もある。従来モデルはフルアルミ製だったが、Massive 23LXではアルミと樹脂を組み合わせた構造にすることで加工コストを抑えたという。日本での販売価格は3000円前後になる見込み。ただし、出荷時期は「夏に間に合わないかも」とのこと(写真=右)

 このほか、電源ユニットにも80 PLUS GOLDの「Toughpower Grand」と80 PLUS BEONZE「Toughpower XT」が投入される。ラインアップはToughpower Grandが1075ワット/875ワット/750ワット/650ワット、Toughpower XTが875ワット/775ワット/675ワット/575ワット。従来モデルに比べ、一部のモデルは25ワット刻みで容量が上がっているが「必要な容量ぴったりに購入する人が多いから余裕があるように」とコメントしていた。ちなみにToughpower Grandはなんと7年保証がついている。「壊れたら責任を持ちますよ、という意思表示だと思ってください」(スタッフ)。

「Toughpower Grand」(写真=左)と「Toughpower XT」(写真=中央)。Grandには7年保証のロゴが見える(写真=右)
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