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MSIがタブレットPC「Wind Pad」やコンセプトモデル「Sketch Book」などを公開COMPUTEX TAIPEI 2010(1/2 ページ)

COMPUTEX TAIPEI 2010は6月1日から始まる、が、前日から多数の事前発表会が行われた。MSIは、タブレットPCや立体視PCのほか、ユニークなコンセプトも披露した。

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CeBIT 2010からさらに充実した新機軸のモデルたち

 MSIがCOMPUTEX TAIPEI 2010の開幕に先立ち公開したのは、CeBIT 2010で登場してそのハイエンドなスペックと、DYNAUDIOの協力を得てデザインされたサウンドシステムが特徴のゲーミングノートPC「GT660」をはじめとする多数の“新モデル”だ。

 タブレットタイプの「Wind Pad 100シリーズ」や、立体視に対応したAIO(液晶一体型PC)の「Wind Top 2420 3D」、そして、液晶ディスプレイではなくキーボード部分が反転してタッチパネルインタフェースになる「Sketch Book」など、ほかには見られないユニークなギミックを採用したコンセプトモデルなどが注目された。

 展示されていたサンプルの説明によると、「Wind Pad 100シリーズ」はCPUにAtom(グラフィックコアとしてIntel GMA 3150を統合した“Pineview-M”世代)を採用し、10型ワイドのタッチパネル液晶ディスプレイを搭載する。重さは約800グラムとされていて、バッテリー駆動は8時間以上可能だという。

 インタフェースにはUSBのほかHDMIも備え、無線接続ではWi-Fiだけでなく3GによるWWLANにも対応する。さらに、高解像度のWebカメラやGPSも内蔵する。MSIが配布した資料では、OSとしてWindows 7をプリインストールするとされているが、あわせて、マルチタッチ操作を実現するMSIの独自技術「Wind Pad multi-touch control technology」を導入するとしている。

MSIが公開したタブレットPC「Wind Pad 100シリーズ」は10型ワイド液晶ディスプレイを搭載した重さ約800グラムのAtomマシンだ。展示サンプルのデータストレージ容量は30Gバイトと示されている(写真=左)。背面の「バリエーション」パネルとして、アルミナ、プラスチック、そして竹素材の「バンブー」が用意される予定だ(写真=右)

導入されるOSはWindows 7(現時点でエディションは不明)だが、MSIが独自に用意した「Wind Pad multi-touch control technology」が導入されるという(写真=左)。Wind Pad 100シリーズにはドッキングステーションが用意され、液晶ディスプレイのように本体を載せられるほか、インタフェースとして背面にUSB 2.0×3、HDMI、有線LANを備える予定だ(写真=右)

ぐりぐり回るのはキーボードだった

 「Sketch Book」は、ボディに導入されたユニークなギミックが注目を集めた。液晶ディスプレイ部分が回転してクラムシェルのノートPCからスレートタイプのタブレットPCへ姿を変えるコンバーチブルモデルはこれまでも多数あるが、Sketch Bookは、ボディの前寄りに設置されたキーボードユニットが回転する。キーボードのある面が裏側に回ると、それまで底面にあったタッチパネルが表になって、タッチ操作が可能になる。

 MSIは、CeBIT 2010でタッチパネルを組み込んだデュアルディスプレイ搭載のノートPCのサンプルを展示していたが、Sketch Bookは、そのデュアルディスプレイのノートPCにキーボードも搭載したことになる。

 それ以外でも、キーボード/タッチパネルユニットの右側奥にホイール型の「Jog Shuttle Controller」を設けるなど、ユーザーインタフェースの直感的に使える斬新なアイデアを積極的に取り入れたことがSketch Bookの特徴といえるだろう。

「Sketch Book」の特徴は、なんといってもキーボード部分が回転する本体のギミックだ。キーボードユニットを回転させると(写真=左)、それまで、底面にあったタッチパネル面が表になって、手書き入力やタッチ操作が可能になる。あら、びっくり(写真=右)

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