富士通、Windows & AtomのスレートPCを企業向けに投入
富士通は、2月24日に法人向けのスレート型PC「STYLISTIC Q550」シリーズを発表した。Windows OSを採用して10.1型ワイドディスプレイを搭載する。
仕事で使うスレートデバイスはWindowsでないとだめだ!
「STYLISTIC Q550」シリーズは、10.1型ワイド液晶ディスプレイを搭載するスレート型のタブレットPCだ。解像度は1280×800ドットで重さは約690グラム(標準バッテリー搭載時)。この状態でバッテリー駆動時間は約3.5時間になる。なお、オプションの大容量バッテリーを搭載した状態で重さは約840グラム、バッテリー駆動時間は約10時間になる。標準バッテリーも大容量バッテリーもサイズは同じで、本体のサイズは275(幅)×193(奥行き)×16.2(厚さ)ミリだ。
ディスプレイにはタッチパネルを内蔵するが、静電容量方式と電磁誘導方式をサポートしてペンが付属する「ペンありモデル」と、静電容量方式のみのサポートでペンが付属しない「ペンなしモデル」に分かれる(なお、先に示した重さとバッテリー駆動時間はいずれもペンなしモデルの場合)。
富士通では、現在普及しているスレートデバイスの多くが、法人で利用するにはセキュリティやサポート、大量導入などの対応で課題が多く、用途も限定的と考えている。企業で利用するスレートデバイスには、これらの課題に対応でき、オフィスなどに多数存在する周辺機器やアプリケーションとの互換性が高いWindows採用の製品が必要で、そのために、Windows OSを採用するスレートPCを用意したという。
そのため、OSには32ビット版のWindows 7 Professional、もしくは、32ビット版のWindows 7 Home Premiumを導入。CPUはインテルの“Ork Trail”Atomを採用する。メモリ容量は2Gバイト。データストレージとして30Gバイト、もしくは、62GバイトのSSDを内蔵する。本体に用意するインタフェースには、USB 2.0、SDメモリーカードスロットを備える。
無線接続として、IEEE 802.11a/g/nとBluetooth 3.0が標準構成で用意するほか、オプションでワイヤレスWANも実装できる。また、周辺機器ではクレードル、Bluetoothキーボードなどが登場する予定だ。
出荷開始はペンなしモデルが4月中旬からの予定で価格は8万9800円から、ペンありモデルは出荷開始が5月中旬からで価格は9万9800円からとなる。
関連記事
富士通、消費電力を削減した省スペースPCなど企業向けモデルを一新
富士通は、企業向けに販売するデスクトップPC「ESPRIMO」と、ノートPC「LIFEBOOK」のラインアップを一新、7シリーズ31機種を発表した。踏んで解説する「FMV LIFEBOOK SH」
薄型・軽量・長時間動作・高速・使いやすさが特徴の富士通2011年春モデル「FMV LIFEBOOK SH」。面耐加圧200グラムfという安心してつかえる堅牢ボディも特徴だという。その証拠がこれ、なのだという。薄型・軽量・長時間動作、13.3型ボディの高性能モバイルノート――「FMV LIFEBOOK SH」
13.3型ワイドボディの2スピンドル軽量ノートPC「FMV LIFEBOOK SH」は、薄型LED液晶やマグネシウムカバーの採用でさらに薄型軽量を追求。モバイルWiMAXも内蔵する。40秒高速起動のモバイルノート、“Sandy”と“Fusion”モデルを用意――「FMV LIFEBOOK PH」
12.1型/11.6型ワイド液晶の「FMV LIFEBOOK PH」は、1キロ台前半の軽量ボディが特徴のモバイルPC。第2世代Core iシリーズを採用し、OSを高速起動する工夫を取り入れたほか、AMD Fusionモデルも用意する。シャープなラインのデザインに一新、10.5時間動作のミニノートPC――「FMV LIFEBOOK MH」
10.1型液晶のミニノートPC「FMV LIFEBOOK MH」は、モバイル性能を強化しつつ薄型でシャープなフォルムのデザインに一新した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.