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夏の終わりは年末の始まり? ――トレンド変化が激しい1週間古田雄介のアキバPickUp(4/4 ページ)

8月から9月に切り替わった1週間。アキバの各ショップでは夏休み的な雰囲気が急ピッチで終りを告げて、すでに秋。さらには2012年の香りも漂わせるモードに切り替わりつつある。そして、売れるアイテムにも変化が起きていた。

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Sandy Bridge版Celeronなど、インテルのエントリーCPUが9モデル登場!

新CPUを含むフェイス秋葉原本店の価格表

 先週日曜日、インテルからSandy Bridge世代のエントリーCPUが9種類投入された。3GHz動作の4コアモデル「Core i5-2320」を筆頭に、3モデルのCore i3と2種類のPentium G、3種類のCeleronなどが加わり、価格はCore i5-2320が1万6000円前後で、最下位の「Celeron G440」は3000円前後となっている。在庫は潤沢だ。

 ソフマップ秋葉原本館は「5000円以下で買えるSandy Bridgeがいくつか登場したのは、選択肢として面白いですね。最近は1万円以下のZ68マザーも登場していますし、H61マザーならさらに安いです。エントリー構成でサブマシンを組みやすくなったのは確かでしょう」と評価する。モデル単位でみると、TDP 35ワットのCelelon G440とCore i3-2120Tをヒット候補に挙げていた。

 なお、「1万円以下のZ68マザー」としては、先週新たにASRockのmicro ATXモデル「Z68M/USB3」が加わっている。価格は1万円弱。USB 3.0に対応するほか、PCI Express x16スロット1基やx1スロット2基、PCIスロット1基などを備える。TSUKUMO eX.は「最近はSandy Bridge用のハイエンドという意識もなく、普通にZ68マザーを買われる方も多いですね。1万円以下でクロック倍率の変更やSSDキャッシュなどが使えることを考えると、かなりお得だと思いますよ」と話していた。

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 そのほか、インテル純正のSandy Bridgeマザーにも話題作が登場している。サーバ/ワークステーション向けチップの「C206」を採用したmini-ITXの「S1200KP」で、価格は1万5000円弱。LGA1155タイプのXeon E3シリーズが使えるほか、Core i3も利用可能だ。Core i3を載せれば、オンボードのDVI出力も利用できる。

PC DIY SHOP FreeTは「DDR3メモリはECCタイプでなくても使えるので、サーバ向けながらコンシューマ向けパーツであらかたそろえられるのも魅力です。CPUだけXeonを使うといった構成もいけますよ」と語っていた。

ASRock「Z68M/USB3」(写真=左)。インテル「S1200KP」(写真=中央)。PC DIY SHOP FreeTのサーバー向けSandy Bridge一覧表(写真=右)
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