ちょっと限界に挑戦してみた――エイム電子の36入力×36出力型HDMIセレクター:CEATEC JAPAN 2011
CEATEC JAPAN 2011のエイム電子ブースでは、36入力/36出力のマトリックス型HDMIセレクターや1メートルあたり8万円というハイエンド向けHDMIケーブルを展示した。
「これくらいまではできるんですよ、という感じです」
CEATEC JAPAN 2011のエイム電子ブースは36個のディスプレイを展示し、6種類の映像を流していた。これは同社が参考出展していた36入力、36出力をコントロールするHDMIスイッチのデモンストレーションとのこと。マトリックス型なので、入力機器と出力機器の組み合わせは基本的に“無限大”だとしている。
3D映像の入出力にも対応し、切り替えの操作は本体前面のスイッチや、有線LAN経由で行う。イベント会場やショウルーム、家電量販店などでの利用を想定しており、「プログラミングによる操作では、映像の切り替えのタイミングが合わないこともあるはず。入力機器が36台だと大変だが、出力する映像が数種類ならば、手動の方がうまく映像を切り替えられるのでは。人が来た瞬間に映像を切り替える、など細かいタイミングが要求される場面では有効だと思います」(説明員)とのことだ。
この製品はあくまで参考出品で、発売するかは未定だという。同社では2011年10月現在、8入力8出力のHDMIスイッチを販売している。ブースのスタッフは「商品として売り出す場合には36×36にするのか、16×16や24×24にするのかなど需要に応じて系統数が変わると思います。そういった部分も含めて検討中です。この展示は『限界に挑戦してみた』という感じですね」と語ってくれた。
エイム電子は主に通信ケーブルを扱うメーカーだが、HDMIケーブルから発展してスイッチの取り扱いも始めたのだという。エイム電子ブースには切り替えスイッチのほかさまざまなケーブルを展示しており、1メートル当たり4万円、あるいは8万円というハイエンド向けのHDMIケーブルも展示していた。
関連記事
- CEATEC JAPAN 2011特集
サンワ、2画面分配出力が可能なHDMIセレクター
サンワサプライは、2系統/3系統HDMI入力を装備したHDMIセレクター「400-SW009」「400-SW010」を発売する。「来場者が使い方を“提案”してくる」――加賀ハイテックの小型メディアサーバ「MeoBank」の可能性
CEATEC JAPAN 2011の加賀ハイテックブースで、来場者の反響が大きいという小型メディアサーバ「MeoBank」が展示されている。小さくなったメディアサーバの新たな使い方を来場者が“提案”するのだという。「ネット対応リモコン」など独特の入力デバイスを多数展示――アルプス電気
CEATEC JAPAN 2011のアルプス電気ブースではリモコンとキーボードが一体となった入力デバイスをはじめ、最先端の入力デバイスやポインティングデバイスが多数展示されている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.