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「いずれはスマホやPCに内蔵させたい」――船井電機の小型プロジェクター技術FPD International 2011

FPD International 2011において、船井電機は超小型のプロジェクター用モジュールを参考展示している。このモジュールを更に小型化し、スマートフォンに組み込むことが目標なのだという。

FPD International 2011の船井電機ブース

 フラットパネルディスプレイの総合技術展「FPD International 2011」(2011年10月28日まで、パシフィコ横浜)の船井電機ブースでは、小型プロジェクター用のモジュール「レーザー・ピコ・プロジェクタ・モジュール」を紹介、デモ用のプロジェクターを展示している。

 モジュールのサイズは50(幅)×30(奥行き)×6(高さ)ミリ。レーザー式を採用しており、色再現性が高いのが特徴だ。デモ用試作機プロジェクターの本体サイズは、約115(幅)×80(奥行き)×20(高さ)ミリだった。「これはあくまで試作品。サイズはまだまだ小さくできます。50(幅)×30(奥行き)ミリが目標ですかね(説明員)」とのことだ。

展示されていたモジュール(写真=左)。デモ用プロジェクターは手のひらに収まるくらいのサイズだが、まだまだ小さくできるという(写真=中央、右)

 モジュールの組み込み先としては、ノートPC、タブレットPC、スマートフォン、デジカメなどを想定しており、現在はスマートフォンに組み込むことを目標に小型化を進めている。ブースのスタッフは「スマートフォンに対応できるほど小型化できれば、他の端末は大丈夫でしょうし」と話した。このほか、スマートフォンに組み込む方がニーズがあるのではないか、との考えもあるようだ。

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 このモジュールは開発中のもので、2012年末に販売することを目標にしている。解像度は1024×768ドット。レーザーから出た光は平行光となるため、ピント合わせが不要なのも特徴だ。

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