NEC製Windows+Xiタブレット、住友生命営業職員用新端末に採用──4万台納入:導入事例
NECが住友生命の営業職員用端末としてXi搭載Windowsタブレットを開発。薄型軽量のタブレットボディに加え、高速データ通信機能と高度なセキュリティ機能を実装する。
NECは3月13日、住友生命の営業職員用端末に同社開発のWindows+LTE搭載タブレットが採用されたと発表。4万台の専用タブレットを納入する。2012年7月より全国約3万人の住友生命営業職員(スミセイライフデザイナー)が利用する。
採用端末は、12.1型サイズの抵抗膜タッチパネル搭載液晶ディスプレイを採用するピュアタブレットとして新規開発。住友生命はコンサルティングの充実、ユーザーサービスの向上、個人情報漏えい対策の強化を目的に新端末の採用を決めた。OSは、従来より住友生命が活用していた保険商品提案・契約・アフターサービスといったWindows対応アプリケーションやデータ資産を継承する目的でWindows 7 Professional(SP1)を採用する。
主な仕様は、Celeron 857(1.2GHz)、2Gバイトのメインメモリ、8時間動作のバッテリー、LTE(NTTドコモのXiサービス)対応データ通信モジュール+IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN(IEEE802.1X認証対応)など。本体サイズは292(幅)×233(奥行き)×9.8~19(厚さ)ミリ、重量は約945グラム。事務所内作業用にUSB外付けキーボードやスタンド機能付きの専用キャリングケースも付属する。
このほか、端末内に顧客データを保存しない工夫、および端末認証用USBトークン(認証済みUSBキーの接続+ID・パスワード入力)の仕組みなど、金融機関ならではの高度なセキュリティ機能も標準で搭載する。
NECは今後、同専用タブレットの汎用化モデルを「VersaProシリーズ」として販売する予定。
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