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「ThinkPad X1 Carbon」が薄く軽くなった理由ThinkPad Tablet 2もチラ見せ(3/3 ページ)

レノボ・ジャパンが8月29日に行った製品説明会では、ThinkPad X1 Carbonにとどまらず、内藤氏が“ThinkPad開発の20年”を振り返り、歴代ThinkPadも集結した。

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日本では“まだチラ見せ”だったThinkPad Tablet 2

 横田氏は、日本のユーザーがモバイルPCに求める条件の分析として、ThinkPadの出荷台数で、12型級液晶ディスプレイ搭載モデルが30パーセント以上を占め、11型以下級液晶ディスプレイ搭載モデルも10パーセント弱という一方で、日本のユーザーはほかの国のユーサーに比べて高解像度を好む傾向が高いという。そのため、薄型で軽く、かつ、高解像度を求めるユーザーにはThinkPad X1 Carbonを提供する一方、12型級以下の液晶ディスプレイ搭載モデルでドッキングステーションやバッテリーなど豊富なオプションを必要とするユーザーにはThinkPad X230を選んでもらうと、ThinkPadにおけるラインアップのすみ分けを示した。

 横田氏は、最後に未発表のタブレットデバイス「ThinkPad Tablet 2」の実機を公開した。すでに海外では公開済みだが、横田氏は詳細な仕様を明らかにしていない。OSはWindows 8 Proを導入し、本体にはセキュリティーチップのTPMを実装、指によるタッチ操作のほかに、ポインティングデバイスとしてデジタイザペンを用意する。また、オプションではBluetooth接続のキーボードなども用意する予定だ。

 なお、製品説明会では、大和研究所の開発担当者によるThinkPad X1 Carbonの技術説明会も行った。そこでは、デザインコンセプトや新しくなった炭素繊維、薄くなったキーボードとその防滴性能、そして、静音性能を高めたクーラーユニットについて解説している。その詳細については、別記事にて紹介する予定だ。

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横田氏が公開したThinkPad Tablet 2の実機。すでに海外ではAtom搭載など構成についても公開済みだが、レノボ・ジャパンは、Windows 8 Proを導入してデジタイザペンが付属すること、そして、オプションでBluetoorh接続キーボードを用意することを明らかにしている
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