「Windows 8と新Office、PC新時代を迎える両輪がそろった」――日本マイクロソフト、新Office発表会:マルチデバイス対応、スマート化、クラウド連携に注力(2/2 ページ)
新Officeの発売を控え、日本マイクロソフトが製品のポイントや販売戦略を解説。春モデルに新Officeのプリインストールモデルをそろえた国内PCメーカー各社も、新Officeへ期待を寄せた。
国内PCメーカー各社も新Officeに期待
新Officeの発売とともに、14社のメーカーから170機種の新OfficeプリインストールPCが順次発売される。説明会にはメーカー各社のPC春モデルが展示されたほか、NEC、ソニー、東芝、富士通(東芝は未発表)といった国内PCメーカーが新Officeへの期待を述べ、春モデルの紹介を行った。
各メーカーが春モデルのPCで注力したのは、タッチ対応モデルの拡充、およびOffice初心者向けのサポートだ。
NECパーソナルコンピュータ代表取締役社長の高塚栄氏は「国内メーカーのPCはほぼすべてにOfficeが入っている。Windows 8の登場以後、Officeはいつ新しくなるのかと期待していた。NEC製品を買うユーザーは初心者も多いので、動画や小冊子によるサポートを行う」と述べ、東芝デジタルプロダクツ&サービス社DS第一事業部事業部長の長嶋忠浩氏も、春モデルにOfficeのレッスン動画をプリインストールするとアピールした。
ソニー業務執行役員SVP VAIO & Mobile事業本部本部長の赤羽良介氏は、Ultrabook「VAIO T」のタッチモデルを拡充したことを、富士通執行役員常務の大谷信雄氏も主力A4ノート「LIFEBOOK AH」にタッチ対応モデルを追加したことを強調した。
説明会の最後に樋口氏は、「新たなOfficeは、Windows 8発売後の一番大きなマイルストーンだ。新たなOfficeがWindowsの価値を高め、Windows 8がOfficeの価値を高める相乗効果がある。Windows 8とOffice、PCの新しい時代を迎える両輪がそろった。円安で経済の状況も上向いている。日本のPCメーカーの日の丸PCとともに、市場を盛り上げたい」と意気込みを語った。
また、日本マイクロソフトは新Officeの発売を記念し、1日1台PCプレゼントキャンペーンを実施する。キャンペーンサイトから応募すると、LaVie Z、VAIO L、FMV LIFEBOOK UHといった2013年春モデルPC(新Officeをプリインストール)が毎日1名に当たる。キャンペーンの実施期間は2013年2月7日から2013年2月28日まで。
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