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「VAIO Duo 13」徹底検証(前編)――Ultrabook“世界最長”スタミナ、Haswell“世界初対応”Connected StandbyでPCの限界突破へ:ポスト“Z”時代の最上VAIOノート(1/6 ページ)

ソニーの変形モバイルPCに13.3型モデル「VAIO Duo 13」が登場。ボディデザイン、パフォーマンス、ディスプレイ、スタミナ、そしてタッチ&ペン入力まで、劇的進化を遂げた最先端PCの実力に迫る。

・→紙のノートを卒業できる?:「VAIO Duo 13」徹底検証(中編)――新スライダーPCの画質、音質、ペン入力、キーボード、タッチパッドはいかに進化したか

Haswellの採用とともに全面強化されたスライダーハイブリッドPC

スライダーハイブリッドPCの13.3型モデル「VAIO Duo 13」。店頭モデルは実売価格19万円前後、直販モデルは直販価格15万2800円からだ。VAIOノートのラインアップでは、フラッグシップモデルとなる

 ソニーが「スライダーハイブリッドPC」と名付けた独自の画面スライド型コンバーチブルPC、「VAIO Duo」が早くも飛躍的な進化を遂げた。

 2013年夏商戦に向けて登場したこの13.3型モデル「VAIO Duo 13」は、2012年10月から数度のマイナーチェンジを経て販売中の11.6型モデル「VAIO Duo 11」を全面的にグレードアップした上位機となる。この夏のVAIOノートでは、フラッグシップに位置するモデルだ。

 VAIO Duo 11で脚光を浴びた「タブレットモード」と「キーボードモード」をワンアクションで切り替えられる「Surf Slider」デザインをよりスマートに実装しつつ、本体の大きさと重さはほぼそのまま、画面のみを大型化するとともに、タブレットとペンの使いやすさも改良してきた。

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 さらに、Haswellの開発コード名で知られる「第4世代Coreプロセッサー」のUシリーズと、それに最適化した省電力技術を採用することで、Ultrabookで世界最長となる公称約18時間のバッテリー駆動を実現し(2013年6月10日時点、ソニー調べ)、特に上位CPU搭載の構成では高いパフォーマンスを発揮できるのが大きな特徴だ。第4世代Core搭載PCとして、世界で初めてWindows 8のConnected Standbyに対応しているのも目を引く(ソニー調べ)。

 今回は6月29日の発売を前に、店頭販売向けの標準仕様モデル「SVD13219CJW・B」と、ソニーストアで販売されるVAIOオーナーメードモデル(VOMモデル)「SVD1321A1J」の最高スペック構成を入手できた。店頭モデルを中心に、性能、使い勝手、バッテリー駆動時間などを検証していこう。

大画面化してもフットプリントと重量はほとんど変わらず

 ボディのサイズは330(幅)×210(奥行き)×9.2~19.5(高さ)ミリ、重量は約1.325キロだ。VAIO Duo 11は319.9(幅)×199(奥行き)×17.85(高さ)ミリ、約1.305キロなので、重量はわずか20グラムしか増えていない。横幅は10.1ミリ、奥行きは11ミリ、厚さは1.65ミリほど増えただけで、画面サイズの差ほどフットプリントは広がっておらず、並べてみてもサイズ感は同じようなものだ。

 ディスプレイを11.6型ワイドから13.3型ワイドに大型化しつつ、後述するバッテリー駆動時間の大幅な延長も果たしているとはとても思えない。このコンパクトな設計には驚かされる。

新モデルのVAIO Duo 13(左)と従来モデルのVAIO Duo 11(右)。単なる画面サイズ違いのバリエーションモデルではなく、完全に新しく設計し直しており、スライドボディを継承しつつ、より進化させている
新モデルのVAIO Duo 13(左)と従来モデルのVAIO Duo 11(右)。画面を11.6型ワイドから13.3型ワイドに大型化し、バッテリー容量を増やしながら、大きさや重さはほとんど変わらず、全面的に仕様を強化しているのだから驚きだ。ヒンジのデザインがかなり小さくなっているのが分かる

 試しに13.1型モバイルノートPC「VAIO Z」(SVZ13119FJB/2012年夏モデル)とも見比べてみた。VAIO Zは330(幅)×210(奥行き)×16.65(高さ)ミリで約1.17キロだ。フットプリントはVAIO Duo 13とまったく同じだが、より薄型軽量を優先した作りとなっている。

 一方、VAIO Duo 13はタッチパネルとペン入力に対応し、変形機構や各種センサー類、長時間駆動の大容量バッテリーなどを備えているため、VAIO Zより少し厚いものの、最薄部はスリムだ。

13.3型のVAIO Duo 13(左)と13.1型のVAIO Z(右)。画面サイズはわずかにVAIO Zのほうが小さいが、フットプリントは同じだ。厚さはVAIO Zのほうが最厚部で2.85ミリ薄いが、VAIO Duo 13は先端が細くなっている
VAIO Duo 13、VAIO Duo 11、VAIO Zの比較
製品名 画面サイズ タッチパネル 幅 奥行き 高さ 公称重量 実測重量 バッテリー駆動時間
VAIO Duo 13 (SVD13219CJW・B) 13.3型ワイド 搭載 330ミリ 210ミリ 9.2~19.5ミリ 約1.325キロ 1.301キロ 約18時間
VAIO Duo 11 (SVD11239CJB) 11.6型ワイド 搭載 319.9ミリ 199ミリ 17.85ミリ 約1.305キロ 1.286キロ 約7時間
VAIO Z (SVZ13119FJB) 13.1型ワイド - 330ミリ 210ミリ 16.65ミリ 約1.17キロ 1.165キロ 約9.5時間

より洗練されたシャープなボディデザイン

 デザインはより直線的な形状でシャープになった。ガラスで覆われたディスプレイ面(閉じた際には天面となる)は、完全なフラットになり、底面は横位置の状態で手前が薄くなるよう傾斜がつき、さらに手前側と両端を強く絞り込むことで、見た目にも手で握った際にも薄く感じるよう作り込まれている。キーボードの左右にも直線的なラインが斜めに走っており、洗練された印象だ。

 底面にカメラや音量調整ボタン、NFCなどを配置しているところが普通のノートPCと違うが、底面から見た場合には「タブレット」や「スレート」というイメージはほとんどなく、クラムシェル型ノートPCのフォルムを思わせる。

 その一方で、フラットな画面側から見れば、紛れもなくタブレットの外観だ。今回入手したのはホワイトのモデルだが、白いフレームが非常に美しい。狭額縁のデザインも、タブレットというよりは大きなデジタルフォトフレームのようでもある。

ガラスで覆われたディスプレイ面はフラットに仕上がっており、手前が薄く、奥が厚くなるよう傾斜がつけられている
タブレットモードで画面側から見ると、13.3型フルHD液晶搭載のタブレットそのものだ(写真=左)。底面はクラムシェル型ノートPCを思わせるが、ネジが1本も露出していない美しい外観や、カメラ、NFC、音量調整ボタンの搭載などが、通常のノートPCと異なる(写真=右)
ディスプレイを開いてキーボードモードにした状態(写真=左)。キーボード左右に斜めに走る直線と傾斜がシャープさを強調している(写真=右)。パームレストのVAIOロゴにはダイヤモンドカットを施した
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