3000mAhバッテリー+5インチフルHD IGZO搭載――「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」:“実使用時間”3日以上
ドコモが2013年冬モデルとして投入するシャープ製の「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」は、“3日使える” 容量3000mAhのバッテリーと5インチフルHDのIGZO液晶を搭載したドコモ「おススメ」のハイエンド端末だ。
NTTドコモが2013-2014年冬春モデルの「おススメ機種」の1つである、シャープ製のAndroidスマートフォン「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」は、“余裕で3日使える” 容量3000mAhのバッテリーと、5インチフルHDのIGZO液晶を搭載したハイエンド端末だ。端末を握るだけで反応するUI(ユーザーインタフェース)「グリップマジック」を採用した。11月上旬の発売を予定している。
本体サイズは約70(幅)×141(高さ)×8.9(厚さ)ミリで、重さは約139グラム。SH-06Eより画面を大型化した一方で、ボディの軽量化に成功し、本体も薄くした。ハードウェア構成は、プロセッサーにQualcommのSnapdragon 800 シリーズ「MSM8974」(2.2GHzクアッドコア)を採用し、ディスプレイは約5インチのフルHD(1080×1920ピクセル、440ppi)IGZO液晶を搭載。ドコモの2013年夏モデル「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」から、ディスプレイの大きさが0.2インチ拡大した。人間の知覚に近い色相、彩度、明度の色空間を利用する映像エンジン「Feel artist」とあわせて消費電力の抑制に貢献する。そのほか、周囲の明るさや時間帯によって画質を自動調整する「ユースフィットモード」も備えた。
メインカメラは有効約1630万画素CMOSセンサーを搭載し、SH-06Eの1310万画素から画素数が増加した。F1.9の明るいレンズ「BrightEye」と新しい撮影モード「NightCatch」をあわせて、暗い場所でも明るくきれいに撮影できる。近景から遠景の写真を自動合成して全体にピントが合った写真を作成する「多点フォーカス機能」や、新方式のフォーカス制御で露出もピントも合った写真が撮れる「高速オートフォーカス」、ズームしても画像が粗くなりにくい「美ズーム」機能を追加した。有効約210万画素CMOSセンサーを搭載したインカメラでも美ズーム機能を使用できる。インカメラは、さらに高画質な撮影が可能な「美セルフ」にも対応し、「フルHD手鏡モード」では鏡代わりに自分の姿を確認できる。
ワンセグに加えて、高精細な地上デジタル放送「フルセグ」に対応し、録画も可能だ。音楽視聴では、ブルーレイなどにも使っているサラウンド技術「DTS SOUND」を搭載し、高音質で連続100時間以上の音楽再生を実現した。
UIでは、端末を握って操作するUI「グリップマジック」を搭載。両側面のセンサーが作動すると、時計やロック画面の表示、着信音のボリュームダウン、画面回転の防止など、端末を「持つ」だけで操作できる。また、端末を握っている間は画面が消灯しない「Bright Keep」も備える。ボタン1つで「履歴」「お気に入り」「ミニアプリ」を呼び出せる「クイックランチャー」機能も追加し、使い勝手を向上させた。文字入力では、読みを間違えて入力しても正しい変換候補をヒントマークとともに表示する機能を備え、スマートフォンに不慣れなユーザーも、ストレスなく操作できる。
防水(IPX5/IPX7)、テザリング、おサイフケータイ、急速充電など機能も充実している。ただし赤外線通信とおくだけ充電には対応していない。通信サービスは、下り最大150Mbps/上り最大50MbpsのXiと、下り最大14Mbps/上り最大5.7MbpsのFOMAハイスピードに対応する。
機種名 | AQUOS PHONE ZETA SH-01F |
---|---|
OS | Android 4.2 |
CPU | Qualcomm Snapdragon MSM8974/2.2GHzクアッドコア |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約70×141×8.9ミリ |
重さ | 約139グラム |
連続通話時間 | 3G:約910分 GSM:約800分 |
連続待受時間 | LTE:約580時間 3G:約700時間 GSM:約590時間 |
バッテリー容量 | 3000mAh(取り外し不可) |
メインカメラ | 有効約1630万画素裏面照射型CMOS(AF/手ブレ補正対応) |
インカメラ | 有効約210万画素裏面照射型CMOS |
メモリ | ROM:32Gバイト、RAM:2Gバイト |
外部メモリ | microSDXC(最大64Gバイト) |
ディスプレイ | 約5インチフルHD(1080×1920ピクセル)TFT液晶(IGZO) |
ボディカラー | Navy、White、Red |
主なサービス・機能 | Xi(下り150Mbps/上り50Mbps)、FOMAハイスピード(下り14Mbps/上り5.7Mbps)、WORLD WING(クラス4)、GPS/オートGPS、Bluetooth(4.0)、DLNA/DTCP-IP、NOTTV、おサイフケータイ、NFC(決済サービス含む)、ワンセグ、フルセグ(録画可)、Wi-Fi(802.11a/b/g/n/ac)、防水(IPX5/IPX7)、テザリング、エリアメール、急速充電 ほか |
発売予定 | 11月上旬 |
関連キーワード
AQUOS PHONE ZETA | IGZO | フルHD | NTTドコモ | AQUOS PHONE ZETA SH-06E | シャープ | ユーザーインタフェース | Xi(クロッシィ)
関連記事
IGZOがフルHD対応に――カメラや音楽機能も強化した「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」
ドコモのIGZO搭載スマートフォンの第2弾モデルが登場。「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」は、4.8インチのフルHDディスプレイや、F1.9・光学式手ブレ補正付きの13.1Mピクセルカメラを備える先進的なスマートフォンだ。フルHD IGZO搭載「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」、5月24日発売
シャープ製のAndroidスマートフォン「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」の発売日が5月24日に正式に決定した。同日から全国で販売を開始する。予約は16日から受け付けている。“ツートップ”は大幅割引:「GALAXY S4 SC-04E」「Xperia A SO-04E」「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」の予約受け付け開始、価格発表
NTTドコモが5月15日に発表した、2013年夏モデルの一部の予約受け付けが始まった。発表会でも明らかにされていたとおり、「GALAXY S4 SC-04E」「Xperia A SO-04E」は月々サポートやキャンペーンにより、24カ月利用すると大幅な値引きが受けられる。「IGZO」はなぜ低消費電力なのか?――シャープが詳細を説明
「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」や「AQUOS PAD SHT21」に採用された新技術「IGZO」が大きな話題を集めている。低消費電力がIGZOの大きなメリットだが、どのような仕組みで実現しているのか。シャープがあらためて解説した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.