アップルの「Thunderbolt Display」はそろそろ4K対応するのかな?:週末アップルPickUp!
開発者向けに配布された「OS X Mavericks 10.9.3β」で4Kディスプレイへの対応強化が図られているとか。
アップルの注目トピックを取りあげる当連載、今回は4Kディスプレイの話題です。今週は7万円を切るデルの4K液晶ディスプレイ「P2815Q」が大きな注目を集めましたが、年明けの2014 International CES以降、メーカー各社が注力する低価格な4K対応ディスプレイのリリースに期待が高まります。
さて、このほど開発者向けに配布された「OS X Mavericks 10.9.3β(13D12)」には、4Kディスプレイへの対応強化が含まれていると9to5Macが伝えています(Apple building support for driving 4K displays at ‘Retina’ resolution, 60Hz output from 2013 MacBook Pros)。
現行のMacで4K出力が可能なのは、2013年10月22日登場したMacBook Proと、12月19日に登場したMac Proの2つ。いずれも最大20Gbpsの転送速度を持つThunderbolt 2を搭載しています。ただ、現時点でサポートしている解像度は「3840×2160@30Hz」と「4096×2160@24Hz」で、リフレッシュレートは60Hzではありません(Mac Proはシャープの「PN-K321」とASUSの「PQ321Q」で、マルチストリームモードを有効にして手動設定することにより変更可能)。
9to5Macでは、10.9.3にアップデート後、4Kディスプレイに接続したMacBook Proでスケーリング解像度機能が利用できるとともに、(こちらは未検証ですが)60Hzでの出力も可能とする報告を取りあげていました。
Iris ProやThunderbolt 2でハードウェア面での4K対応を進めつつあるMac。これから登場するであろう低価格な4K対応ディスプレイはもちろん、ここしばらくアップデートのなかったThunderbolt Displayの新モデル登場にも期待したいところです。
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