「Windows 10は皆さんと一緒に作るOSです」――“November Update”で日本語版はどう変わった?:Cortanaが日本語対応、フォントはより美しく(2/3 ページ)
Windows 10に初の大型アップデート「November Update」(通称・TH2)がやってきた。日本語に対応したパーソナルアシスタント機能の「Cortana」が話題だが、他にも強化された部分は少なくない。
パーソナルアシスタント「Cortana」が日本語に対応
8月末よりWindows Insider Previewで提供されていた音声対応パーソナルアシスタント機能「Cortana(コルタナ)」の日本語版が、November Updateで正式に提供開始となった。日本以外ではオーストラリア、インド、カナダで、英語版によるCortanaの提供を開始している。
Cortanaは単に多言語対応するのではなく、国ごとに異なる風習や文化に合わせて言葉遣いなどを最適化するのが特徴になっている。日本語では丁寧さ、細やかな対応を重視しているとのこと。
サードパーティーのアプリをCortanaで操作できるAPIのデモも実施。AndroidやiOSで有名なカレンダーアプリ「ジョルテ」のWindowsストア版(β)は、Cortanaによる音声操作に対応。Cortanaに話しかけることで起動や設定変更が可能だ
日本語フォント「游ゴシック」の改善
日本国内ユーザーからのフィードバックで一番多かったというフォントのレンダリングも改善された。フォント表示の最適化技術である「ヒンティング」を修正することで、システムフォントの「游ゴシック」をはじめとする游明朝ファミリーの表示品質が向上している。
話題のワードも簡単に変換できるMS-IMEのクラウド候補
Bingのサジェスト機能を利用することで、最新のワードを変換候補に表示できる「クラウド候補」機能も紹介された。最新のアニメタイトルや難しいワード、流行語も“Windows 10標準の日本語入力ソフト”で候補に表示することができる。
細かい使い勝手が向上したMicrosoft Edge
Edgeで複数のタブを開いているときに、カーソルをタブの上に乗せるとWebサイトのプレビューが表示できる。また、Microsoftアカウントによる設定の同期機能や、最新Web標準への対応が盛り込まれた。
標準搭載アプリの改良
「Skypeビデオ」やインタラクティブなプレゼンテーションアプリ「Sway」などが追加されたほか、メールやフォト、カレンダーなどの改良が施されている。
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