メーカー製ならではの丁寧な作り! レノボのゲーミングPC「Legion Y720 Tower」(Ryzen×RADEONモデル)を試す:画像・動画編集にも(2/3 ページ)
レノボ・ジャパンの「Legion Y720 Tower」シリーズは、最新CPUと最新GPUを組み合わせたWeb直販限定のタワー型ゲーミングPCだ。この記事では、RyzenとRADEONを搭載する「AMDモデル」の最上位構成をレビューする。
必要十分な拡張性を確保
Legion Y720 Towerの拡張性はどうだろうか。
まず外部ポートから見ていこう。本体正面の上部には7-in-1メディアカードリーダー(SDXCメモリーカードとメモリースティックProに対応)、USB 3.0端子×2、USB 2.0端子×2、イヤフォン端子とマイク端子を備えている。一時的に接続するであろうUSB機器の数を考えれば、これだけあれば必要十分だろう。
背面にはUSB 3.1(Type A)端子、USB 3.1 Type-C端子×1、USB 3.0端子×4、USB 2.0端子×2、Ethernet端子、音声出力端子群(角型光デジタル、アナログ、サラウンド×2)、音声入力とマイク入力端子を備える。グラフィックスカードの映像出力はHDMI端子とDisplayPort端子×3という構成だ。こちらも必要十分なものをそろえている。
今回レビューしたモデルは「Oculus Ready」認証を取得している。背面のUSB 3.0端子は“Oculus用”とされており、「Oculus Rift」のUSBケーブルはこの端子に接続するようになっている。もちろん、Oculus Riftを接続しない場合は普通のUSB 3.0端子として利用できる。
拡張スロットは、PCI Express x16スロット(グラフィックスカードで占有済み)、PCI Express x1スロット×2と、M.2スロット×2が用意されている。
PCI Expressスロットでのカードの着脱は、ツールレスでできる。ただし、PCI Express x1スロットのうち1つは、グラフィックスカード(RADEON RX 570)で「隠れる」ため、実質利用できない。また、カードのストッパーを開放するときに少し力がいるので、けがをしないように気を付けよう。
一方、M.2スロットでのカードの着脱にはドライバーが必要となる。スロットは2階建てで、下層にはWi-Fi(無線LAN)/Bluetoothモジュールが、上層にはSSDが搭載済みだ。このモデルに搭載されているSSDはPCI Express(NVMe)接続で、容量は256GB。レビューに利用した個体では、Samsung Electronics製の「MZVLW256HEHP」を搭載していた。
拡張スロットも必要十分なものをそろえているといえるだろう。
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