ハイエンドグラフィックスカードの売れ筋に次世代GeForceの影:古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)
MSIのRadeon RX 5700 XTカードなど、先週もハイエンドグラフィックスカードが店頭に登場している。このクラスで「様子見の空気が漂い始めてきた」と語るショップが一部で見られるようになってきた。
先週は、MSIからRadeon RX 5700 XT搭載のグラフィックスカード2モデルが登場している。
「Radeon RX 5700 XT GAMING X」は、同社が開発したクーラー「TwinWIN Frozr 7」を採用したモデルで、補助電源は8ピン+8ピンとなる。価格は5万8000円前後(税込み、以下同)だ。「Radeon RX 5700 XT MECH OC」はOC幅を抑えたデュアルファンクーラーモデルで、補助電源は8ピン+6ピンだ。価格は5万2000円強となる。
TwinWIN Frozr 7搭載のRadeon RX 5700 XT GAMING Xが登場
入荷したTSUKUMO eX.は「より注目を集めそうなのはRadeon RX 5700 XT GAMING Xですね。オーバークロック性能も高くて(ベースクロック1730MHz/ブースト1980MHz)、クーラーも最新ですから。ハイエンド志向の人に人気が出そうです」と話していた。
その一方で、最近はハイエンドクラス全体で少し違った空気が流れるようになっているともいう。「GeForce RTX 3000シリーズのリーク情報が流れるようになりましたからね。RTX 2070以上のモデルについては、とりあえず性能や価格などの情報を受け取った上で判断しようという人も出てきている様子です」(同店)
とはいえ、「リークが広まった後も全く影響ないですね」(パソコン工房 秋葉原BUYMORE店)との声もあり、街全体ではっきりとした動きにはなっていないようだ。一部の店舗で、かすかに様子見感がうかがえるという程度らしい。
なお、ミドルレンジ以下のクラスは無関係のようだ。MSIからはGeForce GTX 1650搭載のショート基板モデル「GeForce GTX 1650 D6 AERO ITX OCV1」も1万7000円強で売り出されているが、各ショップで好調に売れている。ドスパラ秋葉原本店は「搭載メモリがGDDR6(4GB)に強化されました。MSIはショート基板系でも安定して支持されているので、こちらも好調ですね」という。
次にIntel NUCの新モデルを見ていく。
関連記事
まさかのXeon搭載NUC「Intel NUC 9 Pro」はGPUを選べる頼れるヤツだった
Intelが、超小型PC「NUC」(Next Unit of Computing)の次なる道を提示したGhost Canyonの開発コード名で知られる「Intel NUC 9 Pro Kit」を発表したのはCES 2020だった。今回はその評価機をチェックした。抽象アートのマウスパッド「GP4 LARGE」が好評
Xtrfyから、抽象アートをデザインしたマウスパッドが登場して話題を集めている。また、水冷ヒートシンクを標準搭載したM.2 NVMe SSDもTeamから登場。PC回りの表現力が増していく……!第3世代Ryzen向けの廉価系「A520マザー」が続々登場!
先週末のマザーボード売り場では、1万円前後の値がついたA520マザーが目立っていた。第3世代Ryzenマシンがより安価に組めるとあって、新たなニーズが呼び起こされそうだ。6TB HDDが1万円切り&ゲーム用1TB microSDXCが2.5万円!
夏休みモードが続くアキバは、大容量HDDやSSDの特価が目立っている。その中で、大容量microSDXCカードの新製品も注目を集めている。完成品が欲しくなる! ROG StrixとPhantom GamingのPCケースがお盆に登場
お盆シーズンのアキバでは、有力なゲーミングPCパーツブランドに属するケースが店頭に複数並んだ。また、1000円で買える光るファンなどPCを飾る新たな選択肢が続々と入荷している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.