オールホワイトで高性能な冷却ファンが注目される理由:古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)
Thermalrightから登場した12cmファン「TL-B12」シリーズが注目を集めている。とりわけ、フレームまでホワイトカラーの「TL-B12-W」が大人気だ。その他、Fractal Designからエアフロー重視の新型ケースも売り出されている。
先週、冷却パーツ売り場で目立っていたのはThermalrightの12cmファン「TL-B12」シリーズだ。標準のブラックボディーと、フレームまでホワイトの「TL-B12-W」がある。価格はどちらも2800円前後(税込み、以下同)だ。
最大風圧2.87mm H2O&最大風量69CFMで白黒一色
密閉型流体動圧軸受けを採用した9枚羽根の汎用(はんよう)ファンで、回転数2150rpm(±10%)、最大風圧2.87mm H2O、最大風量69CFMという高い値を持つ。ノイズレベルは28.1dBAだ。オリオスペックは「いわゆる高性能ファンに分類されるモデルですね」という。
高性能ファンは2018年5月に登場したNoctua「NF-A12x25 PWM」に端を発して、クーラーマスターの「MasterFan SF120M」やADATAの「XPG VENTO PRO 120 PWM」、ASUS JAPANの「ROG STRIX XF 120」など、多数のモデルが売り出されて人気を得ている。サーマルテイクも2020年11月には「TOUGHFAN 12」シリーズを投入した。
ライバルが複数居並ぶ中でもTL-B12シリーズ、とりわけホワイトモデルのTL-B12-Wは複数のショップで注目されている。理由はその色だ。
TSUKUMO eX.は「フレームまで含めて完全ホワイトなファンで、ここまで本気の高性能モデルは今までありませんでした。最近はケースや板モノなどのあらゆるパーツをホワイトでそろえたいという人が増えているので、カラーリングとファンの性能を両方求める人にとっては待望の製品といえます。他の高性能ファンやホワイトファンにはない需要が約束されたモデルなんですよ」と語っていた。
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