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Google Homeと連携するドアホン「Google Nest Doorbell」ってどんな製品?【導入編】(3/3 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする連載。今回はGoogleの新製品「Google Nest Doorbell」を試した。

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バッテリー駆動ゆえ充電の手間は少なからず必要

 ところで、本製品は既存のドアベルから電源を取るためのワイヤー端子も用意されているが、基本的にはバッテリー駆動での運用を想定した製品だ。バッテリーが減ったら本体をプレートから取り外し、USB Type-C経由で充電を行い、完了したら再びプレートに取り付けて使うというサイクルで運用する。

 この仕組みは、電源ケーブルをドアに貫通させる必要こそないものの、ベースプレートの固定にネジを使うことから、賃貸住宅では使えないことに変わりはない。盗難リスクはあるとはいえ、前回紹介したGoogle Nest Camのように、マグネットで吸着させる仕組みがあればよかったのにと思う。

 バッテリーについては、充電が必要な時はアプリ経由で通知されるので、知らないうちに使えなくなっていることは考えにくいが、充電の手間を面倒がるユーザーにはお勧めしにくい。日本国内では有線モデルの発売/アナウンスがされていないため、本製品のこの利用スタイルに合うかが、大きなポイントになるだろう。

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セットアップと並行してカメラを物理的に取り付ける。まずはベースプレートをネジ止めする

続いてカメラ本体をはめ込む。カチッと音がするまで押し込む

取り付けが完了すると、カメラ部の緑のLEDとボタン部の白いLEDがそれぞれ光り、動作するようになる

取り付けに必要な道具類(左)や、これらを取り付けるタイミング(中央)、および取り外しの手順(右)は、セットアップフローの中で適宜指示される

電池残量はパーセンテージの他、残り期間でも表示される。また充電中はフル充電完了までの時間を教えてくれる(左)。取り外した本体にUSBケーブルで充電を行い、完了すると取り付けるよう指示される(右)

 もっとも、その点さえクリアできるならば、その実用性はピカイチだ。次回は玄関に取り付けた本製品の具体的な挙動を、本製品と同時発売のネットワークカメラ「Google Nest Cam」とも比較しつつチェックしていく。

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