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久しぶりの新モデル! abeeブランドのPCケースが店頭に並ぶ古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)

高級PCケースブランドとして知られたabeeの新モデルが、久しぶりに秋葉原に登場した。また、Gloriousのキーボードキットのオプションも取り扱いが始まり、自作の幅が広がっている。

 先週末、abeeブランドのPCケースがTSUKUMO eX.とツクモパソコン館に並んだ。ATXタワー型の「smart EM30A」とMini-ITXタワー型「AS Enclosure RS07A」で、価格は8万5000円弱と7万円弱となる(税込み、以下同様)。

 アビーは2018年に倒産したが、ブランドや製造管理などを一部承継し、コンピューケース・ジャパンが手がけていた。今回の2モデルは、同社から新登場した初のabeeブランドケースとなる。


TSUKUMO eX.で展示中の「smart EM30A」と「AS Enclosure RS07A」

abeeブランドのPCケース2モデルがデビュー

 両モデルともパネルに3mm厚のアルミ合金を採用しており、新たなデザインで作られている。smart EM30Aは最長358mmのグラフィックスカードを内蔵可能で、電源ユニットをフロント上部に配置することにより、後方のスペースを広めに確保しているのが特徴だ。オープンドライブベイはなく、トップ部分に最大240mm、リアに最大120mmの水冷ラジエーターが組み込める。ケースサイズは約207(幅)×467(奥行き)×446(高さ)mm、重量は約10kgだ。

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abee「smart EM30A」

フロントには吸気用のスリットが走っている

smart EM30Aのシャシー

 一方のAS Enclosure RS07Aは煙突状の底部にATX/SFX電源ベイを置く仕様で、マザーボードや拡張カードの背面端子をトップに固定する作りになっている。グラフィックスカードは最長315mm、水冷ラジエーターはフロントに最長240mmまで固定可能だ。ケースサイズは約239(幅)×234(奥行き)×450(高さ)mm、重量は約7.3kgとなっている。


Mini-ITX対応のabee「AS Enclosure RS07A」。シルバーとブラックモデルが用意される

AS Enclosure RS07Aの内部構造

 展示中のTSUKUMO eX.は「またabeeにお目にかかれるとは思わなかったですね。工場は中国に移していますが、設計は従来の“らしさ”が色濃く残っています。2017年までは新製品を出していたので、潜在的なファンもまだまだ多くいるでしょう。ここからの活躍に期待したいですね」とエールを送っていた。

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