レビュー

約650gでRyzen搭載の超小型Windows PC「AYA NEO 2021」で錆びついたゲーム魂をよみがえらせる(5/5 ページ)

これまで、超小型ゲーミングPCといえばIntelの一人舞台状態だったが、ついにAMDのRyzenプロセッサを搭載したモデルが一般市場でも手に入るようになった。約650gという軽量ボディーの「AYA NEO 2021」をチェックした。

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バッテリーの駆動時間はそこそこ

 最後にバッテリーの持ちについて調べていこう。Battery reportによるとバッテリーの容量は約47.4Whだった。待機時は10W程度、先ほど挙げたDEATH STRANDINGをプレイしていたときは35W程度の消費電力だったので、計算上は1.353時間使えることになる。

 実際にPCMark 10の「Battery Profile」でも「Gaming」では1時間37分となっており、ゲームをする際には長時間の連続使用は無理そうだ。オフィスアプリであれば4時間半~5時間半の利用は可能という結果になっている。


Battery reportの結果

「PCMark 10 Battery Profile」の「Gaming」

同「Applications」。Microsoft OfficeとWebブラウザのEdgeを使ったテストで、まずまずの駆動時間を記録した

同「Modern Office」。LibreOfficeによる文書作成、ビデオカンファレンス、ChromiumによるWebブラウジングを実行し続けるテストで、こちらは4時間33分だった

AAAタイトルを遊ぶのに十分な性能を備えた超小型ゲーミングPC

 これまで見てきたように、AYA NEO 2021はゲームマシンとしてのパワーもあり、AAAタイトルを遊ぶのには十分な性能を備えたモデルであると言える。解像度が低いところを気にするかもしれないが、このマシンパワーで重めのグラフィックスを動かすためには必要な割り切りだろう。解像度が低いからといって画面が粗く見えるわけでもなく、常時持ち歩いてプレイするのには問題ない。

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 税込みで12万弱という価格に二の足を踏んでしまうかもしれないが、このサイズで多彩なPCゲームが遊べると考えると夢が広がる。別途専用のクレードルも用意(直販サイトで1万890円)されているので、これに液晶ディスプレイとキーボード、マウスを追加すれば、省スペースPCとしても活用できる。オン/オフいずれにも活躍する1台として、注目の1台だ。

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