約650gでRyzen搭載の超小型Windows PC「AYA NEO 2021」で錆びついたゲーム魂をよみがえらせる(4/5 ページ)
これまで、超小型ゲーミングPCといえばIntelの一人舞台状態だったが、ついにAMDのRyzenプロセッサを搭載したモデルが一般市場でも手に入るようになった。約650gという軽量ボディーの「AYA NEO 2021」をチェックした。
AAAタイトルでフレームレートを測定してみる
続いて実際のゲームをプレイして、そのフレームレートを測定した結果について見ていこう。
まずはAAAタイトルとして「DEATH STRANDING」をプレイしてみた。発売から既に2年たつゲームだがいまだに人気も高い。ゲーム内のグラフィックス設定で用意されている「最高」「標準」「中」「低」の4種類で比較した。フレームレートは「Fraps」で180秒×3セットをこなし、その値を平均して最大値と最小値、トータルでの平均値を算出している。エリアは「キャピタル・ノット・シティ(K2)」近くのフィールドを走り回った。
重い3D表現を多用しているだけあってフレームレートがなかなか上がらないが、実際にプレイした感覚としては“それほど変わらない”といったところだ。もちろんフルHDの解像度だと厳しいかもしれないが、AYA NEO 2021の画面解像度は1280×800ピクセルであり、この解像度の選び方がよいのだと思う。
それぞれの解像度を変えてみた印象だが、解像度が落ちるにつれて画面が粗くなるとともに、テクスチャーがのっぺりとしだして陰影が浅くなっていく。最低解像度にするとキャラクターや背景がぱっきりとした表現になるが、この方がかえってコントラストが強くなって描き分けがよいような気もした。逆に解像度を上げるとモヤッとした印象になる。
今度はオンラインゲームとして人気の「Fortnite」のフレームレートを測定してみた。こちらも解像度は「最高」「高」「中」「低」の4段階がプリセットで用意されているので、その順番で計測している。「クリエイティブ」のステージで、180秒×3セットの間にエリア内を動き、その最高値と最低値、平均を算出した。
Fortniteの場合は、あきれるほどはっきりとフレームレートに変化が付く。実際の描画についても同様で、解像度が高い方がきれいに描画される。フレームレートが高いからといって「低」の解像度だと、キャラクターの描き方も雑になる上、文字が読めないほどになる。「高」でのプレイでも描画に引っかかるといったことはなかったので、「中」から少しずつ解像度を調整していくとよいだろう。
最後にバッテリー駆動時間を計測した。
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