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ロジクールのワイヤレス約60%キーボード最新2モデルをチェックした(2/2 ページ)

ロジクールの新USBレシーバー「Logi Bolt」に対応した、無線タイプの約60%キーボード2モデルをチェックしてみた。

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専用ユーティリティーも「Logi Option+」に移行中

 接続方式がUnifyingからLogi Boltへ移行するのと同様に、同社の設定用ソフトウェアも移行が進行中だ。今までのLogi Optionに代わり、Logi Option+という後継ソフトウェアのβ版がリリースされている(2022年3月時点)。この無償ユーティリティーを別途Webからダウンロードして導入することで、キーボードやマウスの細かなカスタマイズが行えるようになる。


Logicool Options+のホーム画面。接続方式や電池残量が確認できる

 ただし、原稿執筆時点では完全に置き換わったわけではなく、既存のデバイスの中にはLogi Option+で設定できないもの、認識できないものもある。頻繁に使用するソフトウェアではないものの、デバイスによってどちらを起動するか、覚えておかなければならないのはやや不便に感じた。これがβ期間中だけの一過性のものであることを祈りたい。


サポートされていなくても表示されるデバイスもある。POP KEYSはLogi Bolt接続の比較的新しいデバイスだが表示されなかった

その他の設定では、WindowsキーやCaps Lockキーなどを無効化することもできる

Options+でサポートされていないデバイスを選択すると、従来のOptionsが起動する

逆にOptions+でサポートされたデバイスをOptionsで選択すると、Options+が起動する

Logicool Options+対応マウスと機能の一覧(2022年3月29日現在)

こちらは対応マウスの一覧

 機能としてはカラーテーマに対応するくらいで、OptionsとOptions+では現状、ほとんど違いがないようだ。同社によれば、Options+対応のデバイスは順次追加していくとのことなので、今後の推移に期待したい。

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まとめ

 最近は3万超えの高級キーボードも珍しくなくなってはきたものの、それでも実売1万を超えるMX KEYS MINIとPOP KEYSは、ミドルレンジ以上からハイエンドにかかる製品だ。だが、そのルックス、フィーリングは大きく異なる。

 MX KEYS MINIは薄くスタイリッシュであるのに対し、POP KEYSは厚くてポップ。タイプ感もパンタグラフとタクタイルな茶軸メカニカルキースイッチと、両モデルの方向性は両極端と言ってもいいほどだ。

 だが、両機種に共通して感じることは、剛性の高さやしっかりとした設計から来る安定性と耐久性にある(保証期間はいずれも2年間)。これは長年キーボード、マウスを主軸としてきた老舗メーカーロジクールの自負と実力から来るものだろう。高品質であることが保証されたロジクール製キーボードに、フィーリングや予算で選べる選択肢が増えてくれることを今後も期待したい。

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