レビュー

予算も使い勝手も見やすさも大事! 悩んで買った液晶ディスプレイ「FFF-LD27G1」を試す紆余(うよ)曲折の液晶ディスプレイ選び(2/3 ページ)

ひょんなことから、在宅ワークが続く筆者宅の液晶ディスプレイをリプレースすることになった。そのいきさつと、選んだモデルのレビューをお届けする。

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発色のよいIPS液晶パネルを採用

 既に述べた通り、27型WQHDの液晶パネルはIPSで、応答速度はMPRTで1ミリ秒だ。オーバードライブおよびフリッカーフリーに対応している。コントラスト比は1000:1となっており、DCI-P3 のカバー率は93%、sRGBで100%の色域に対応する。視野角は上下/左右178度で、液晶の発色はよく、それぞれの色がはっきりと際立って見える印象だ。


画面解像度はWQHDとなる

 本体のサイズはディスプレイ部だけで約614.55(幅)×368(縦)×65.95(奥行き)mmで、スタンド込みになると約614.55(横)x447.88(縦)x115.05(奥行き)mmとなる。

 つまりフットプリントとして必要なのは120mmあたりだ。これであれば、ある程度ディスプレイとの奥行きを保ちつつ、PCを使える。ディスプレイスタンドにはスイベル機能はないがチルト機能はあり、実測で下5度、上10度に調整できる。本体にはACアダプターの他、HDMI 2.0対応ケーブル、DisplayPort 1.2対応のケーブルが付属する。

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上にアップした状態(左)と、下に画面を向けた状態(右)

 背面のコントロールボタンは6つで、上からLEDコントロールボタン、入力信号選択/OSD終了画面、OSDメニューの上/下選択、OSDメニュー表示、電源オン/オフとなっている。

 スタンドを取り除いた背面にはVESAマウント用のネジ穴があり、100×100mmサイズのVESA100規格であればアームなどに取り付けられる。

 OSDメニューを操作するボタンは大きめに作られており触りやすい。上下のボタンで選んだ後に、その下にあるOSDメニュー表示のボタンを押すと右に移動、上ボタンの上にあるOSD終了ボタンを押すと左に移動する。

 本製品はHDRとAMD FreeSyncに対応するが、デフォルトではオフになっているので、必要ならOSDを操作してオンにする必要がある。


背面に用意されているボタン。上からLEDコントロールボタン、入力信号選択/OSD終了画面、OSDメニューの上選択、下選択、OSDメニュー表示、電源オン/オフスイッチ

日本語化されており、分かりやすいOSDメニュー

HDRとAMD FreeSyncはデフォルトでオフになっているので、必要に応じてオンにしよう

インタフェースは必要最低限

 他にも、背面には斜めに加工されたLEDパネルが取り付けられており、RGBライティングで光る。本体下部にも「スポットライト」と呼ばれるライティングが用意され、背面と同じようにシンクロする。

 LEDコントロールボタンを押すことで、「ランダム」「赤」「緑」「青」のパターンに切り替えられる。ただし電源を落としてもう一度オンにすると設定はリセットされ、ランダムに戻る。


本体背面のLEDと下部にあるスポットライト。スポットライトが光ると「V」の字が描かれる

 背面に用意されているインタフェースは、HDMIポートが2基(HDMI2.0および1.4が1基ずつ)とDisplayPort 1.2に対応ポート、オーディオ出力となる。USB Type-Aポートが1基あるが、これはファームウェアアップデート専用のため普段は利用できない。


背面に用意されているインタフェース。左からACアダプター、USBポート(ファームウェアアップデート用)、HDMI 1.4対応ポート、HDMI 2.0対応ポート、DisplayPort 1.2対応ポート、オーディオ出力だ

 それでは、PCに接続して使ってみよう。

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