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2020年7月に登場した「Ryzen 3 4300G」の一般販売が始まる 実売価格は1.6~1.8万円程度:CPUクーラー付き
AMDが2020年7月に発売したAPU(GPU統合型CPU)である「Ryzen 3 4300G」が、低価格なパッケージCPUとして一般販売されることになった。CPUクーラーを付属しているため、低コストな自作PC製作にピッタリといえるだろう。
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AMDは3月10日、Zen 2アーキテクチャのAPU(GPU統合型CPU)「Ryzen 3 4300G」の一般販売を開始した。税込みの実売価格は1万6000円~1万8000円程度となる。
Ryzen 3 4300Gは2020年7月に発売されたAPUで、従来はPCメーカーにのみ出荷されていた。今回登場するパッケージ版は、同社オリジナルのCPUクーラー「Wraith Stealth」が付属する。低コストでそこそこ快適に動作する自作PCを構築する際の“味方”となりそうだ。
このAPUの主なスペックは、以下の通り。
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- CPUコア:Zen 2アーキテクチャ(4コア8スレッド)
- CPU周波数:3.8GHz~4GHz
- GPUコア:GCNアーキテクチャ(6コア)
- GPUグラフィックス周波数:1700MHz
- 対応CPUソケット:Socket AM4
- 対応メモリ:DDR4-3200(最大2チャンネル)
- PCI Expressバス:Revision 3.0準拠
- TDP(熱設計電力):65W
- アンロック:対応
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