13.3型モバイル「dynabook G」に第13世代Coreプロセッサモデル Office(永続)とMicrosoft 365 Basic(1年)付きで23万円台半ばから
Dynabookが、13.3型モバイルノートPC「dynabook Gシリーズ」と、10.1型の子ども向けデタッチャブル式2in1「dynabook K1」の新モデルを発表した。dynabook Gシリーズについては第13世代Coreプロセッサで基本性能を強化した他、Officeの永続ライセンス版に加えて「Microsoft 365 Basic」の1年ライセンスも付帯することが特徴だ。
Dynabookは5月19日から順次、13.3型モバイルPC「dynabook Gシリーズ」と、10.1型のデタッチャブル式2in1 PC「dynabook K1」の新モデルを発売する。税込みの想定販売価格は、dynabook Gシリーズが23万円台半ばから、dynabook K1が9万円台半ばだ。
dynabook Gシリーズの概要
dynabook Gシリーズの新モデルは、搭載するCPUを第13世代Coreプロセッサ(開発コード名:Rapotor Lake)に改めて性能を高めた上で、6GHz帯での通信にも対応する「Wi-Fi 6E」に出荷時から対応したことが特徴だ。軽量かつ頑丈なボディーや、オンラインコミュニケーションを円滑にする機能は2022年春モデルから継承している。
ラインアップはCore i5-1340Pを搭載する「dynabook G6/W」と、Core i7-1360Pを搭載する「dynabook G8/W」の2モデルで、それぞれにオニキスブルーとパールホワイトの2色を用意する。想定販売価格は、G6/Wが23万円台半ば、G8/Wが27万円台半ばとなる。
CPUは先述の通りCore i5-1340PまたはCore i7-1360P(いずれもPコア4基8スレッド+Eコア8基8スレッド)を搭載する。メインメモリはLPDDR5-4800規格で、G6/Wが8GB、G8/Wが16GBを備える(増設/換装不可)。ストレージはPCI Express接続のSSDで、容量はG6/Wが256GB、G8/Wが512GBとなる。OSはWindows 11 Homeをプリインストールし、Microsoft Office Home & Business 2021のライセンスも付属する。さらに、今回の新モデルではMicrosoft 365 Basicの1年(12カ月)分のライセンスも付帯しており、Officeドキュメントの共有(コラボレーション)がやりやすくなっている。
ディスプレイはフルHD(1920×1080ピクセル)のIGZO液晶(非光沢加工)を搭載する。Webカメラは約92万画素センサーを備える。生体認証は顔認証に対応している。
ポート類はThunderbolt 4(USB4)端子×2、USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子×2、有線LAN端子(1000BASE-T)、HDMI出力端子とイヤフォン/マイクコンボ端子を備えている。Thunderbolt 4端子は、電源入力と映像出力を兼ねている。ワイヤレス通信はWi-Fi 6EとBluetooth 5.1に対応している。
ボディーサイズは約306(幅)×210(奥行き)×17.9(厚さ)mmで、重量はオニキスブルーモデルが約875g、パールホワイトモデルが約879gとなる。
dynabook K1の概要
dynabook K1の新モデルは、2022年春モデルから仕様面の変更はないが、新たにワイヤレスマウスが付属するようになった。税込みの想定販売価格は、先述の通り9万円台半ばとなる。
CPUはCeleron N4020(1.1GHz~2.8GHz/2コア2スレッド)で、メインメモリは4GB(LPDDR4-2400規格、増設/換装不可)を備える。内蔵ストレージは128GBとなる。OSはWindows 11 Proをプリインストールし、Microsoft Office Home & Business 2021のライセンスも付属する。
ディスプレイは1280×800ピクセルの液晶で、タッチ操作とペン入力に対応する(ペンは別売)。Webカメラはイン(画面側)が固定フォーカスの約200万画素センサーを、アウト(背面)側がAF(オートフォーカス)対応の約500万画素センサーを備える。
ポート類はUSB 3.1 Gen 1 Type-C端子とイヤフォン/マイクコンボ端子を備える。付属のキーボードを装着すると、USB 2.0 Standard-A端子×2が追加される。USB 3.1 Gen 1 Type-C端子は、電源入力と映像出力を兼ねている。ワイヤレス通信はWi-Fi 5とBluetooth 5.1に対応している。
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