レビュー

Amazonの新型タブレット「Fire Max 11」に専用キーボードを取り付けてノートPCスタイルで使ってみた(4/5 ページ)

Amazonから発売されたFire タブレットの新モデル「Fire Max 11」。別売で用意されている専用キーボードとスタイラスペンを使い、ノートPCのように使えるのかを試してみた。

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USI 2.0準拠のスタイラスも利用可能

 最後になったが、スタイラスペンについてもざっと見ていこう。スタイラスペンは単6形乾電池1本で駆動するタイプで、人差し指の位置にはボタンが1つ搭載されている。この種のスタイラスペンによくある、本体後部の消しゴムの役割を果たすボタンはない。


別売のスタイラスペン。USI 2.0(Universal Stylus Initiative)に準拠し、4096段階の筆圧検知もサポートする

本体は電池駆動で、単6形乾電池1本で6カ月駆動するとされている

Fireとのペアリング設定は不要で、電池を入れればすぐに使える

 スタイラスペンの利用に当たってFire側で何かしらの設定をする必要はなく、パッケージから出して電池を入れればすぐに使用できる。ペンの太さや色はアプリ上だけではなく、設定画面内でも変更できる。ホバー表示を利用することも可能だ。


ペンの太さは3種類から選べる

ペンの色も8種類から選択可能だ

「ペンと手書き」の設定画面。ホバー表示もサポートしている

 一般的な絵や図を描く用途の他、手書き文字をテキストに変換する機能も使える。これは対応アプリ、例えばOneNoteなどでタイトルを入力する用途に使える。この他、テキストをタップすると範囲選択、ボタンを押した状態でテキストの右側をタップすると「削除」といった機能が使える。ただ試した限りでは、かなり慣れが必要なように感じる。

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OneNoteアプリで手書き入力中。ペン先の色は前述の設定画面ではなく、アプリ側で設定する。範囲選択しての移動や変形にも対応する

左上、手書きで入力した文字をテキストへと変換できる。同時に画面下部に変換候補が表示される

ボタンを押しながらのタップで削除(BackSpace相当)が行える

タップで単語を範囲選択することもできる

ペン対応のアプリ。OneNote以外にもさまざまなアプリがあるが、基本的にお絵描き系がメインだ

 このスタイラスペンは、Fireの左側面に磁力で吸着させられる。前述のキーボードの装着時も、ガラ空きになった左側面に、そのまま吸着させられるのは理にかなっている。


スタイラスペンはFireの左側面に磁力で吸着させられる。完全に一体化しており、存在を忘れることもしばしばだ

同社のE Inkデバイス「Kindle Scribe」用のスタイラスペン(上)と見た目は似ているが互換性はない

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