大画面で快適ビデオ会議 ペン入力もOK! Amazonが「Fire Max 11」を6月14日発売 3万4980円から
Amazonが、Fireタブレットとしては最大のディスプレイを備える「Fire Max 11」を発売する。Amazon.co.jpでは予約販売も
アマゾンジャパン(Amazon)は6月14日、11型Fire OSタブレット「Fire Max 11」を発売する。Amazon.co.jpでは5月23日から販売予約を受け付けており、通常販売価格(税込み、以下同)は64GBモデルが3万4980円、128GBモデルが3万9980円で、「Microsoft 365 Personal」の3カ月分のライセンスも付帯する(※1)。主要な家電量販店でも、6月中旬から順次販売が始まる予定だ。
(※1)過去1年間にMicrosoft 365 Basicを契約したことのない場合のみ適用可。無料期間が終わった後は、月額契約(月額1284円)に自動移行する(詳細な条件は製品情報を参照)
Fire Max 11の概要
Fire Max 11は、「高画質な動画やWebサーフィン、電子書籍をより大画面で楽しみたい」というユーザーニーズに応えて開発されたという。ディスプレイはAmazonの「Fireタブレット」としては最大の11型で、解像度は2000×1200ピクセル(アスペクト比5:3)となる。ドイツTUV Rheinland(テュフ ラインランド)の認証を取得したブルーライトカット機能も備えている。
ディスプレイはタッチ操作に加えてペン入力にも対応しており、Googleが提唱する「USI 2.0」に準拠するスタイラスペン(デジタイザーペン)を利用できる。
Amazonでは純正ペンは用意しない代わりに、「Made for Amazon」認証を取得したサードパーティー製のスタイラスペンを販売する。Amazon.co.jpにおける単品の販売価格は4980円で、本体とセットで購入すると合計価格から980円引きとなる。ペンの替え芯は1本付属しており、1980円で単品購入も可能だ。
SoCのCPU部分はパフォーマンスコア(Pコア)としてCortex-A78を2基(最大2.2GHz)、高効率コア(Eコア)としてCortex-A55を6基(最大2GHz)を搭載している。メモリは4GBで、内蔵ストレージは64GBまたは128GBを備える。最大1TBのmicroSDメモリーカードも搭載可能だ。
カメラはイン(画面)側もアウト(背面)側も約800万画素センサーを搭載しており、アウト側はオートフォーカス(AF)にも対応する。最大で1080p(フルHD/1920×1080ピクセル)の動画撮影も可能なので、従来のFireタブレットと比べるとビデオ(Web)会議の撮影品質が向上している。
スピーカーはデュアルステレオ(4基構成)で、Dolby Atmosによるサラウンド再生にも対応している。
ポート類はUSB 2.0 Type-C端子を備えており、最大15W(5V/3A)の電源入力に対応している(本体付属の充電アダプターは9W)。音声を有線で入出力したい場合は、USBオーディオ規格に準拠するオーディオデバイスを用意する必要がある。
無線通信はWi-Fi 6(2.4GHz/5GHz帯のIEEE 802.11ax)とBluetooth 5.3に対応している。Bluetoothによるオーディオ出力(A2DP)の対応コーデックはSBC、AAC、LDACとなる。
電源ボタンは、Fireタブレットとしては初めての指紋センサー一体型で、指紋による画面ロックの解除も可能だ。
バッテリー容量は7500mAhで、通常利用時は最大で約14時間の連続駆動が可能だという(自社計測値)。付属の充電アダプターで充電する場合は、約4.5時間で満充電となる。
ボディーはアルミニウム製で、従来のFireタブレットよりも頑丈な設計を取っている。Amazonによると「iPad(第10世代)の3倍の耐久性」を備えているという。サイズは約259.1(幅)×163.7(高さ)×7.5(厚さ)mmで、重量は約490gだ。
純正オプションも同時発売
Fire Max 11の発売に合わせて、Amazon純正アクセサリーとして「キーボード付きカバー」と「スリムカバー」も発売される。
キーボードカバーは日本語配列で、キーボード部(画面側)と背面側がそれぞれ分離する設計となっている。Amazon.co.jpでの販売価格は1万980円で、本体とセットで購入すると合計価格から1980円引きとなる。
スリムカバーは本体の画面と背面の両方を保護できる設計で、画面側を折り曲げるとスタンドとしても利用可能だ。カラーはブラック、ブルー、アメジストの種類を用意しており、Amazon.co.jpでの販売価格は6980円となる。
この他にも、サードパーティー製の画面保護フィルムなども発売される予定となっている。
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