蒸れないヘッドフォン/ペン筆圧測定装置/快適VR……プロ絵師が“ダサい工作”で身の回り機材を快適カスタムしてみた:ある日のペン・ボード・ガジェット(2/3 ページ)
イラストレーターのrefeiaさんが、ちょっとした一工夫で身近なデバイスや器具を便利に使うすべを紹介します!
永遠に蒸れないヘッドフォン
次はお気に入りの無線ヘッドフォン「ロジクール G435」です。1万円以下の安価なモデルですが、とにかく楽に使えるのです。
このG435、音質はいたって普通ですが、たった約165gの超軽量、最長18時間のバッテリー、USBドングル(2.4GHz帯の無線LAN)とBluetoothに対応、普通のオーバーイヤー型の自然な装着感と、快適/便利な利点がそろっていて、1日中つけていられます。本当に1日中つけていられるのですが…… 実際に超長時間つけまくっていたら、耳アカがめちゃくちゃアメ耳になってしまいまして……。
そこで、通気性確保のために隙間をあけました。
音質は元と比べるとスカスカした感じになりますが、元から音質にこだわるモデルじゃないのでとりあえずはOKです。音声コンテンツを倍速再生してもスピーカーより聞きとりやすいですし、ドラマやアニメ、YouTubeなどをたっぷり楽しんだり、ゲームをやったり、そのままバッテリーを気にせず長時間通話などもしたいという人にはおすすめです(マイクの音質もそれなりで、遅延もUSBドングル式としては普通レベルなので、あくまでカジュアルに)。
Cintiq Pro 16 強制冷却スタンド
ワコムの「Cintiq Pro 16(2017)」はとても良い液タブで、自分も予備や修理交換などで延べ3台を使いました。ですが、2021年モデルで解決か緩和しているとはいえ弱点が結構あります。
- VESAマウント非対応、決定版的なスタンドが無い
- ファンが貧弱で、音が目立ったり異音を伴ったりと不調が起きやすい
- 熱くなりやすい
そこで、これを……。
試作のつもりで、特にこだわりなく板材を買ってきて作ったんですが、本番で作り直すのが面倒になってしまい、多少完成度を上げてペンキを塗って、そのまま使っています。
ぴったりのサイズなだけでなく、角度を高めに設置したときに画面が机より少し高く、自然に描きやすい位置になるようにしています。端子を無理な力から守るステーをつけて、横から飛び出るケーブルの不安を軽減しています。裏にはシロッコファンをつけて、本体の吸気口に強制的に送風しています。
メーカーが想定しているよりも風が通るはずなので、入り込むホコリを減らすために、使用時にはファンの吸入口にマスクを着けています。
また、地味ですが、そのままタブレット端末のスタンドにもなります。
仕事にも普段のPC用途にも直接役立っているので、なかなか気に入っています。
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