レビュー

ペン付きの堅実なスペックで実売6万9800円! 2in1モデル「ASUS Chromebook CM30 Detachable」を試す(1/4 ページ)

ASUS JAPANから多数のChromebookが発売された。その中で一番コンパクトな2in1モデル「ASUS Chromebook CM30 Detachable」(CM3001DM2A)の実機をテストした。

 ASUS JAPANの「Chromebook CM30 Detachable」(CM3001DM2A)は、2in1タイプのChromebookだ。画面サイズは10.5型で、キーボードを含めた総重量は1kgを切っており、気軽に持ち歩いて使えるのが特徴だ。

 一時期に比べてその名を聞く機会の減ったChromebookだが、最近はCPUやメモリなどが指定の水準を満たした上位ブランド「Chromebook Plus」が発表され、再び注目を集めつつある。

 本製品はこのChromebook Plusには該当しないものの、メモリやストレージなどのスペックはそれらの基準を満たすなど、廉価なChromebookと比較してもスペックは高めだ。それでいて実売6万9800円(税込み、以下同様)というリーズナブルな価格を実現しているのが特徴だ。メーカーから機材を借用したので、レビューをお届けする。

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ASUS JAPANの「ASUS Chromebook CM30 Detachable」(CM3001)。ボディーサイズは約267.76(幅)×182.85(奥行き)×19.6(厚さ)mmだ

一般的な2in1タイプでタブレットとしても利用可能

 まずは外見から見ていこう。本製品は、着脱式のキーボード部と、背後から支えるキックスタンドを、本体に当たるタブレット部に磁力で取り付ける構造になっている。全てを合体させた状態でも重量は実測988gと1kgの大台を切っており、持ち歩きやすい。

 スタンドの角度調節は無段階で行える。キーボードと画面の角度は固定されるわけではなく、フリップでつながっているだけなので、膝の上などにおいての作業は難しい。どちらかというと机の上で使う製品だろう。キックスタンドだけを取り付け、動画鑑賞などの用途に使うこともできる。

 実際に使っていて若干気になったのが、キックスタンドの磁力がそれほど強くなく、角度を変更しようとした際に本体から分離しやすいことだ。もう少しマグネットを広く配置していればこうはならないはずだが、重量などとの兼ね合いかもしれない。利用にあたって注意したいポイントだ。


キーボードとキックスタンドを装着した標準的な利用スタイル

背面。斜めにカットされた側面などのデザインは日本マイクロソフトの2in1モデル「Surface Go」をほうふつとさせる

画面をギリギリまで垂直寄りにした状態。無段階で可変する

画面を最大限まで倒した状態。実用性はともかく、角度調整の融通は利く

キーボードを装着していると、デスクトップ画面はWindowsに似たスタイルだ

キーボードを分離させるとタブレットライクなホーム画面へと早変わりする

横方向から見ると、やや画面が暗く見える傾向がある

キーボードへの給電はポゴピン(専用端子)で行われる。ペアリングなどの作業も不要だ

キックスタンドは背面に磁力で吸着させる。同種の製品と比べると薄く、磁力も弱めだ

キックスタンドおよびキーボードを装着した状態でも、側面は露出したままだ

 次に、PC本体を見ていく。

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