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次世代を見据える人に注目されそうな1300W級電源が複数登場:古田雄介の「アキバPickUp!」(1/4 ページ)
2024年のラストは、定格1350Wと1300Wの電源ユニットや、裏配線にも対応するmicroATXケースなどが登場した。年末年始にPCを組むのも先を見据えるのも自由だ。
この年末は、大容量の電源ユニットが複数登場している。FSPから登場したのは定格1350WのATXモデル「MEGA TI 1350W」だ。価格は7万9000円強となる。ATX 3.1とPCIe 5.1に対応するフルモジュラー電源で、12V-2×6コネクターを2基備える。80PLUS認証はTITANIUMだ。
定格1350Wの80PLUS TITANIUM電源が7.9万円でデビュー
また、定格1300WのATXフルモジュラーモデル「P130II」もIn Winから売り出されている。ATX 3.1とPCIe 5.1に対応し、12V-2×6コネクターをやはり2基備える。80PLUS認証はRLATINUMで、価格は3万5000円弱だ。
入荷したTSUKUMO eX.は「最近のハイエンド志向の人は、定格1200W以上の電源ユニットをよく選びます。どちらも最上位クラスのグラフィックスカードを挿す想定で買われるモデルだと思います」という。
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“最上位クラスのグラフィックスカード”に関して言えば、既に次世代GeForceの最上位モデルの登場時期を尋ねる声が複数のショップに届いているという。あるショップは「少し前は年内というウワサもありましたが、年明けして間もなくという感じみたいですね。先に他のパーツを調達して、グラフィックスカードだけ待ちという作戦を立てている人もいました」と話していた。
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