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さらばWindows 10、ようこそ“画面付き”パーツ 古参も新規もアキバに集った2025年を振り返る2025年のアキバまとめ【後編】(3/4 ページ)

かねて予定されていたWindows 10のサポート終了は、自作街にレガシーの風を呼び込んだ。また、CPUヘッドや机脇をディスプレイで飾るトレンドが生まれ、PC回りの意匠のオルタナティブが見えた1年でもあった。

基幹に小型マシンにGPUに――自作を支えたIntel

 さまざまな動きがある中で、マシンの基幹部分も進化した。Intelの2025年の動きを振り返りたい。

 年初に投入されたのは、新GPUとチップセットだった。GPUはミドルクラスの「Intel Arc B570」だ。搭載したグラフィックスカードがASRockとSPARKLEから4万5000~4万6000円前後で売り出され、ミドルクラスの選択肢を厚くしている。

 チップセットは「Core Ultra 200S」シリーズ(LGA1851)に対応する下位モデルの「Intel B860」で、搭載するマザーボードが複数社から1万8000円弱~5万1000円前後で投入されている。

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1月、TSUKUMO eX.に並んだASRockの「Intel Arc B570」カード

1月、パソコンSHOPアークに並んだ「Intel B860」マザーボード

 マザーボードを拡充した後は、CPUの幅を広げた。1月末には末尾KなしのCore Ultra搭載モデル「Core Ultra 5 235/225/225F」(価格は5万2000円弱~4万7000円弱)を投入。2月には末尾Kのない12コアモデル「Core Ultra 7 265」(7万4000円前後)、GPUのない「Core Ultra 7 265F」(7万2000円弱)、3月に入ると末尾Kのない16コアモデル「Core Ultra 9 285」(11万円強)も加えた。

 当時、あるショップは「(2024年10月に販売が始まった)Core Ultra 200Sシリーズはまだ高価です。従来のCoreシリーズ(第13/14世代)が買えるうちはそちらを選ぶ人もいるので、長い目で広がるのを待ちます」と話していた。


1月下旬、パソコン工房 秋葉原パーツ館に貼られた末尾KなしのCore Ultra 200SシリーズのPOP

2月下旬、TSUKUMO eX.に入荷した「Core Ultra 7 265」

3月初旬、同店のCore Ultraの価格表

 秋にはCore Ultra 9を搭載する超小型ベアボーン「ASUS NUC 15 Pro+」がASUS JAPANから売り出されるなど、新世代CPUが使える選択肢は着実に広がっている。


9月、パソコン工房 秋葉原パーツ館に並んだ「ASUS NUC 15 Pro+」のトールケース

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