レビュー

バッテリー最大30日&64GBのストレージ! 究極のタフネスウォッチ「Amazfit T-Rex Ultra 2」は+3万円の価値があるかスマートウォッチ ナビ(1/4 ページ)

スマートウォッチ「Amazfit」ブランドを展開するZepp Healthから、アウトドア・タフネス向けラインアップの最上位モデル「Amazfit T-Rex Ultra 2」が発売された。アウトドアウォッチの領域に踏み込んだこの意欲作は、下位モデルの「T-Rex 3 Pro」からどのような進化を遂げたのか。その実力を実機レビューでひもとく。

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 スマートウォッチの「Amazfit」(アマズフィット)ブランドを展開するZepp Healthが、T-Rexシリーズの最上位モデル「Amazfit T-Rex Ultra 2」を発売した。価格は8万9900円だ。

 同社のT-Rexシリーズは、アウトドア・タフネス向けのラインアップとして展開している。現在はエントリーの「T-Rex 3」(3万9900円)、2025年9月発売の「T-Rex 3 Pro」(5万9900円)、そして今回のT-Rex Ultra 2という3段構成になっている。Ultra 2はT-Rex 3 Proと比べて3万円高く、9万円近い価格設定だ。GarminやSUUNTOなどの本格アウトドアウォッチと同価格帯に踏み込んできた形になる。

 今回、実機を試用する機会を得たので、以前にレビューしたT-Rex 3 Proと比較しながらその内容を確認していく。なお、T-Rex Ultra 2はアウトドア向けのスマートウォッチだが、筆者は登山やダイビングを日常的に行っているわけではないため、それらの専門的な機能については、確認できる範囲での評価となる点はご容赦いただきたい。

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ハイエンドなスマートウォッチ「Amazfit T-Rex Ultra 2」

T-Rexシリーズの最上位として何が変わったのか

 T-Rex Ultra 2のポジションを理解するには、まずT-Rex 3 Proとの差分を整理するのが分かりやすいだろう。

 両モデルは、多くの仕様が共通だ。ディスプレイは1.5型AMOLED(有機EL)、解像度は480×480ピクセル、最大輝度が3000ニトという仕様はそのまま引き継がれている。防水性能(10ATM、ダイビング対応)、6衛星デュアルバンドGPS、Bluetooth通話、Zepp Flow、BioCharge指標、YAMAP/ヤマレコのGPXデータ対応といった機能も共通だ。

 T-Rex Ultra 2でアップグレードされた主な点は次の通りだ。バッテリー容量が700mAhから870mAhに増量され、公称駆動時間が最大25日から最大30日に延びた。GPS使用時も最大42時間から最大50時間に延びている。ストレージは約26GBから64GBに大幅に増量され、ケース径は48mmから51mmに拡大された。

 それらに加えて、T-Rex 3 Proにはないナイトビジョンモードが新たに搭載された。フラッシュライトは両モデル共にデュアルモードだが、T-Rex 3 Proが白と赤の組み合わせなのに対し、Ultra 2では白と緑に変更されている。緑色は広く詳細な視界を確保しつつ、周囲への影響を抑える設計とのことだ。

 一方で気になる点もある。バンド幅が22mmから26mmに広がったため、T-Rex 3 Proで使っていたバンドはそのまま流用できない。カラーバリエーションもブラックマグマの1モデルのみで、T-Rex 3 Proの2サイズ/5モデル展開と比べると選択肢が限られる。重量もバンド込みで約89.2gとT-Rex 3 Proの約74.5gから増えている。

優れた外観と質感 チタン&サファイアガラスの51mmケース

 T-Rex Ultra 2の詳細を、まずは外観から確認していこう。ベゼルとケースバックには、グレード5のチタン合金を採用している。グレード5は航空宇宙用途でも使われる素材で、軽量かつ高い耐腐食性を持つとのことだ。実際に手に取ると、チタン特有のマットな質感があり、T-Rex 3 Proと同様に落ち着いた印象だ。

 ケース径は51mmとT-Rexシリーズ最大サイズとのことで、シリコン製26mmバンドと組み合わさることで装着時の存在感はかなりある。重量も約89.2g(実測はバンド込みで92g)と見た目通りの重量級だ。ボタン配置はT-Rex 3系と同様に4ボタン構成で、グローブ装着時にもタッチパネルなしで操作できるようになっている。


画面サイズが大きく、バンド幅も広いため、存在感はかなりある。重さも約89.2gと重量級だ

 バンドの着脱方式は、T-Rex 3 Proのスライドバネ棒式から変更になった。バネ棒を使っていること自体に変わりはないが、バンドの爪を押し下げてバンドだけを着脱するタイプになっている。

 同タイプのバンドは純正品しかないと思うが、バネ棒ごと市販のバンドに付け替えることは可能だ。グローブやジャケットの上から装着するなら、NATOタイプが似合いそうだ。


バンドは、爪を押し下げてバンドのみを着脱する方式になっている。バネ棒を使っていることに変わりはないので、市販品に変更も可能だ
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