“Senseye+photo”で使い勝手が大幅アップ――BenQのHDMI搭載22インチワイド液晶「FP222WH-V2」(2/2 ページ)

» 2007年09月13日 10時00分 公開
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低解像度の表示方法とオーバースキャン設定にも注目

 液晶パネル解像度(1680×1050ドット)以外の信号を入力した場合の表示についてもチェックしておこう。FP222WH-V2では、液晶パネル解像度未満の映像信号を入力する場合、「フルスクリーン拡大」と「アスペクト比を保持したままでの拡大」の2種類から表示方法を選択できる(対応解像度は限定される)。これにより、1024×768ドットや800×600ドットといったアスペクト比4:3の解像度を正しい画面比率で表示することが可能だ。

 また、FP222WH-V2はHDMI入力端子を搭載するとあって、オーバースキャンの設定も用意されている。オーバースキャンとは、映像の外周部を数%削って表示する機能で、TV放送ではオーバースキャン表示が基本だ。オーバースキャンをせずにTV放送の映像全体を表示すると、映像の端に意図しない色やノイズが発生することがある。FP222WH-V2はオーバースキャンのオン/オフを切り替えられるので、外付けのデジタルTVチューナーなどを接続した場合には、この設定を試してみるとよいだろう。

 なお、ハイビジョン出力対応のAV機器とFP222WH-V2をHDMIで接続してみたところ、480p/720p/1080i/1080pの映像が画面に表示できた。1080i/pの映像信号を入力すると「非プリセットモード」との警告が表示されるが、今回試した限りでは表示内容自体に問題はなかった。なお、HDMIから入力したアスペクト比16:9の映像は、基本的に16:10のフルスクリーン拡大表示になる。この場合、OSDメニューにある「画面モード」の設定から「16:9縦横比」を選択することで、映像の左右を削って正しい縦横比で表示できる。

1024×768ドットを表示した例。フルスクリーン拡大(写真=左)、アスペクト比を保持したままでの拡大(写真=中央)が選べる。オーバースキャンをオン/オフに切り替えた場合の映像外周部(写真=右)。右のオーバースキャン設定オン時では、映像の表示範囲が少し狭くなっている

高機能と低価格を両立した22インチワイドモデル

 FP222WH-V2は、高解像度対応の22インチワイド液晶ディスプレイをベースに、HDMI入力端子をはじめ、Senseye+photo技術によるsRGBモード、低解像度のアスペクト比固定表示、オーバースキャン設定といった多彩な機能を詰め込みつつ、実売価格は5万3000円前後に抑えられている。また、液晶パネルとバックライトを含めた3年間フル保証が受けられる点は購入後の安心感につながるはずだ。

 HDMI入力に対応した大画面のワイド液晶ディスプレイは欲しいものの、24.1インチワイドモデルは予算オーバーになってしまうといった悩めるユーザーにとって、FP222WH-V2は非常に魅力的な選択肢となるだろう。

FP222WH-V2の主なスペック
パネルサイズ 22インチワイド
表示エリア(H×V) 473.76×296.1ミリ
画面解像度 1680×1050ドット
最大発色数 約1677万色
画素ピッチ 0.282×0.282ミリ
水平周波数 31〜83kHz
垂直周波数 56〜76Hz
視野角 上下170度/左右160度(コントラスト比5の場合)
輝度 300カンデラ/平方メートル
コントラスト 700:1
応答速度 5ms
PC入力端子 DVI-D(HDCP)、D-Sub 15ピン
ビデオ入力端子 HDMI
USB
音声入力端子
ヘッドフォン端子
チルト角度 前2度/後22度
スイベル角度
ピポット対応
VESAアームマウント規格 100×100ミリ
電源 本体内蔵
消費電力 最大49ワット
本体サイズ 518(幅)×170(奥行き)×422(高さ)ミリ
重量 約5.8キロ
主な付属品 アナログRGBケーブル×1、DVIケーブル×1、電源ケーブル、ドライバCD-ROMなど
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提供:ベンキュージャパン株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2007年9月30日