HPのフラッグシップモデル「e9000」シリーズで極上のPCライフを実現するやっぱCore i7で決まりだな(2/2 ページ)

» 2009年07月08日 12時00分 公開
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最大4.5TバイトのHDDを内蔵可能な「ストレージタンク」

新しいID09デザインを採用。USB端子やメモリカードスロットが上部に並ぶ

 Core i7の搭載と並ぶ本機の特徴が、同社が「ストレージタンク」とアピールする広大なストレージ容量と、データの管理機能だ。内蔵データストレージはSerial ATA(3Gbps/7200rpm)対応の3.5インチHDDを採用しており、最大1.5TバイトHDDを2台まで内蔵でき、RAID 0/RAID 1の構成も選べる。これに加えて、本体に装備するオリジナルのリムーバブルベイに対応した2.5インチ(最大500Gバイト)の「HPポケット・メディア・ドライブ」/3.5インチ(最大1Tバイト)の「HPパーソナル・メディア・ドライブ」と呼ばれるポータブルHDDも追加可能で、最大で4.5TバイトのHDDを搭載できる。さらに、この大容量ストレージの活用法の一環として「HP EASY BACKUP」というバックアップユーティリティが導入済みで、それと連動したバックアップボタンも本体前面に用意されている。ユーティリティの初期設定をすませた後は、ワンタッチでデータをバックアップできるので大変便利だ。

 光学ドライブも最大2台まで搭載でき、選択肢としては、6倍速のBD-R書き込み/4.8倍速BD-RE書き換えに対応したBlu-ray Discドライブ、6倍速の読み出しに対応したBD-ROMドライブ、そしてDVDスーパーマルチドライブなどが用意されている。

 また、3Dゲームの快適度を大きく左右するグラフィックスカードの選択肢も充実しており、NVIDIA GeForce GTS 250(グラフィックスメモリはGDDR3 1Gバイト)、AMD Radeon HD4850(同1Gバイト)、NVIDIA GeForce GT 220(同1Gバイト)と3種類のGPUを搭載したカードが用意される(「カスタムモデル」のみ)。いずれもHD動画の再生支援機能を備え、CPUに負担をかけず快適にBlu-ray DiscタイトルやAVCHDムービーなどのHDコンテンツを再生できる。

 Core i7、GeForce GTS 250、4.5TバイトのHDD、Blu-ray Discドライブを搭載するとなると、電源ユニットも+12V系出力の高いしっかりしたものが必要となる。その点でも本機は抜かりなく、AcBel製の高品質電源を採用している。総合出力は460ワットとそれほど大出力ではないが、+12V系重視の最新設計で3系統の+12V系合計で385ワットの出力が可能で、BTOで最高構成を選んでも余裕をもって対応できる。

前面下部にバタフライドアが用意され、向かって右側にHPパーソナル・メディア・ドライブを収納する
サイドカバーは手回しネジ1本で取り外せる
背面に92ミリ角の排気ファンを備えている

最新Core 2 Duo搭載PCの最大3.5倍もの性能を獲得

 さて、Core i7を搭載したHP Pavilion Desktop PC e9190jp/CTは実際にどのくらい速いのか、ベンチマークテストで見てみよう。評価機のスペックは、CPUがCore i7-975 Extreme Edition(3.33GHz)、メモリが12Gバイト(2Gバイト×6)、HDDが1.5Tバイト×2(RAID 1)、GPUがGeForce GTS 250など、BTOで選択できるほぼ最高のパーツで構成したものだ。比較対象として、こちらも日本HPから同時に発表されたデスクトップPC「HP Pavilion Desktop PC p6120jp/CT」の結果も掲載している。Core 2 Duo E7400(2.8GHz)、メモリが2Gバイト、HDDが320Gバイト、GPUがGeForce G 210(GeForce 9400相当)などスタンダードな構成となっている。CPUでいえば2〜3年前のハイエンドPCと遜色ないが、これに近いスペックを利用しているユーザーも多いことだろう。現行のハイエンドノートPCもこれに近いスペックと思われる。買い替えを検討する際の参考にしてほしい。

 まずはFutureMarkのPCMark05から見てみよう。実際のアプリケーションを利用して日常的なPCの作業をシミュレートする内容であり、各パーツ別にPCの一般的な作業のパフォーマンスを見るのに適している。結果を見ると、Core i7搭載機は総合スコア(PCMark)、CPU、MemoryでCore 2 Duoマシンのほぼ2倍、Graphicsでは4倍以上という圧倒的なスコアをたたき出している。

 PCMark VantageはPCMark05の後継ベンチマークテストで、同じように実際のアプリケーションを利用してシミュレートするものだが、こちらはWindows Vista環境でハイビジョンコンテンツを扱うことを前提とした内容となっており、総合スコアのほか用途別にスコアを出す。結果はご覧のとおりで、32ビット版でもp6120jpの2倍近いスコアを獲得したが、64ビットならばさらにスコアが上積みされるだろう。

 3DMark06は、DirectX 9.0c世代の3D描画性能を見るテストで、最近のゲームタイトルにおける実行性能の目安となる。グラフィックスカードの性能も大きく影響するが、ご覧のとおり実に優秀なスコアをマークしており、最新のゲームタイトルも快適にプレイできるのが分かる。p6120jpと比べると圧倒的だ。FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3はDirectX 8.1世代のゲームをベースにしたベンチマークテスト。旧世代のゲームやオンラインで気軽にプレイできるカジュアルゲームなどの性能を見る目安になる。p6120jpでも十分によいスコアだが、e9190jpではHIGHで10000越えとそれをはるかに上回る高いスコアをマークしている。

PCMark05のテスト結果
PCMark Vantageのテスト結果
CINEBENCH R10のテスト結果

3DMark06のテスト結果(写真=左)と、FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3のテスト結果(写真=右)

 CINEBENCH R10は、MAXON Computerの3DCGソフト「CINEMA 4D」をベースにしたベンチマークテストだ。レンダリングテストは16wayまでのマルチスレッドに対応しており、マルチコア/マルチスレッドに最適化されたクリエイティブアプリケーションの性能を見るのに適している。ここでは、1コアあたりの性能を見る「1CPU」とマルチコアCPUのフルパフォーマンスを使う「xCPU」のスコアを掲載した。結果は、これまでのどのテストよりも圧倒的な差が開いた。p6120jpと比べると、32ビットで2.9倍、64ビットでは3.5倍も高いスコアをマーク。Core i7のマルチスレッド処理性能、クリエイティブアプリケーションでの強さを象徴する結果といえる。

 p6120jpもスタンダードクラスとはいえ最新モデルであり、コストパフォーマンスが抜群といわれているモデルだ。決して遅いPCではない。それだけCore i7、そしてそれを搭載したe9190の性能が飛び抜けて優れているということである。

Windowsエクスペリエンスインデックスの画面。オール5.9のゴールデンスコアを達成したCore i7搭載のe9190jp/CT(写真=左)。Core 2 Duo搭載のp6120jp/CTも十分に高いスコアだが、さすがにe9190jp/CTにはかなわない(写真=右)

突き抜けた性能をリーズナブルな価格で手にしたいユーザーに最適

 e9190jp/CTのHP Directplusでの価格は「カスタムモデル」の最小構成で8万9880円だ。地デジチューナーを内蔵した「ダブル地デジモデル」は10万9830円から購入でき、Core i7-975 Extreme Editionを搭載し、パフォーマンス面で今回の評価機とほぼ同等といえる「ファイナルファンタジーXI 推奨認定モデル」の標準構成で22万9530円となっている。BTOメニューをいろいろ試していると、現行最高CPUのCore i7-975 Extreme Editionだけは価格も別格だが、それ以外の構成ならば、かなりリーズナブルな価格で本機を手に入れられるのが分かる。この秋に発売予定のWindows 7へも、余分な出費がかからずにアップグレード可能なので安心だ。

 ベンチマークテストでも実証されたように、革新的といわれたCore 2シリーズをさらに改良した新しいアーキテクチャを備えたCore i7、それを搭載したHP Pavilion Desktop PC e9190jp/CTのパフォーマンス、そして、それがもたらす快適な使用感は現行モデルとしては間違いなく別格のものがある。Core 2 DuoクラスのCPUを搭載したPCの性能に不満があるユーザーには、ぜひお勧めしたい。データサイズの大きなハイビジョンコンテンツも余裕をもって管理できる「ストレージタンク」も大いに魅力的だ。

 最近は、低価格PCでも十分な性能を持っているといわれることも多い。しかし、それはあくまでもワープロや表計算、Webブラウズといった古典的なPCの用途に限った話だ。冒頭でも述べたように、ハイビジョン対応のビデオカメラや高画素デジタル一眼レフカメラなどの購入を機に、今持っているPCの性能やストレージ容量に不満を覚え、「もっと速いPCが欲しい」「もっとストレージ容量に余裕が欲しい」と感じているユーザーも少なくないはずだ。現行最高クラスのパフォーマンスと余裕のあるストレージを備えつつ、リーズナブルにまとめた本機は、そんなユーザーにピッタリの製品といえるだろう。

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