ビジネスの現場では、PCの性能が君の成績を左右する。必要なのは高性能なPCだ。え、高くて買えない? そういう君のために「IdeaPad Z575」があるんだな。
レノボ・ジャパンのノートPCでコンシューマー向けラインアップを構成するのが「IdeaPad」シリーズだ。黒ボディでフラット形状がメインのThinkPadシリーズが、ビジネス向けモデルで質実剛健という印象が強いのに対して、IdeaPadシリーズは、カラーバリエーションも豊富で、ボディの質感に光沢素材を用い、天面にはモールドを施して、そのパターンも数多く用意するなど、コンシューマーに訴求する華やかさを持っている。
そのIdeaPadシリーズでは、光学ドライブを搭載したオールインワンタイプで高い性能を発揮するノートPCラインアップをそろえている。その中で、大画面液晶ディスプレイを搭載してコストパフォーマンスに優れたモデルが「IdeaPad Z575」だ。
IdeaPad Z575の優れたコストパフォーマンスを可能にしているのが、このモデルから採用することになったAMDの「Fusion APU」A8シリーズだ。Fusion APUとは、インテルとともに有力なCPUベンダーのAMDが開発したプロセッサで、CPUと同じダイにグラフィックスコアを統合したのが特徴だ。CPUとGPUの2チップに分かれていた従来のシステム構成と比べて、1つのチップに統合したことで実装面積が減ることによるシステムボードの生産コスト削減とチップ1基分の調達コストを抑えることが可能になった。
CPUとグラフィックスコアを1つのチップに統合したプロセッサは、ほかのCPUベンダーからも登場しているが、Fusion APUに統合するグラフィックスコアは、デスクトップPCやノートPCの単体GPUとして長期にわたって評価されている“Radeon HDシリーズ”のアーキテクチャを取り入れたRadeon HD 6000シリーズと同等のもので、CPUに統合したグラフィックスコアとしては最も高い性能を発揮する。
ゲームの快適な動作はもちろんのこと、フルHDクラスのBlu-ray Disc動画コンテンツもスムーズに再生できる性能を有する。また、最近では、高い並列計算処理能力を利用した“GPUコンピューティング”を利用することで、これまでCPUだけの処理では長時間を要していた動画の画質補正が、短時間でできるようになった。また、画像をはっきりと鮮やかに映し出す「くっきり機能」や、動画再生時に手振れ補正を行い、安定した動画が楽しめる「ぴったりビデオ」などのビジュアル体験を楽しむことができる。
高いCPUの演算能力と専用GPUに相当する性能を発揮するグラフィックスコアを統合したFusion APUで、最も高いパフォーマンスを発揮するのがAシリーズと呼ばれるラインアップだ。中でも、A8シリーズは、最上位ラインアップにあたる。IdeaPad Z575もこのA8シリーズを搭載しているが、2012年3月上旬に登場予定のモデルでは、最新の「A8-3520M」を採用した。
A8-3520Mは、クアッドコアモデルでTDPは35ワット。2次キャッシュメモリの容量は4Mバイトになる。動作クロックは1.6GHzだが、AMDの自動オーバークロック技術「Turbo CORE Technology」有効時は最大で2.5GHzまでクロックアップが可能だ。統合するグラフィックスコアはRadeon HD 6620Gで、内蔵するRadeon Coresは400基、グラフィックスコアの動作クロックは444MHzとなる。DirectX 11をサポートするほか、ビデオプロセッサには最新のUVD 3を実装する。
ノートPC向けのA8シリーズで動作クロックが最も高くなったおかげで、ベンチマークテストのPCMark Vantageと3DMark VantageでAMDが測定した結果は、従来の最上位モデル「A8-3500M」から、それぞれ10%ほど向上しているのが確認できている。
そのほか、IdeaPad Z575の仕様を確認すると、液晶ディスプレイは15.6型ワイドと大きく、解像度は1366×768ドットとなる。システムメモリは最大で8Gバイト実装可能で、データストレージは500GバイトのHDD(5400rpm)を搭載、光学ドライブはDVDスーパーマルチを本体に内蔵する。本体搭載のインタフェースには、100BASE-TX対応有線LANやHDMI出力を備え、無線接続ではIEEEE 802.11 b/g/n準拠の無線LANが利用できる。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2012年3月20日