「FlexScan EV3237」と「FORIS FS2434」に込められた“EIZOクオリティ”を探るPC USERアワード2014年下半期「ディスプレイ部門」でダブル受賞(1/2 ページ)

EIZOの4K対応31.5型ディスプレイ「FlexScan EV3237」、23.8型エンターテインメントディスプレイ「FORIS FS2434」が、PC USERアワード2014年下半期「ディスプレイ部門」にてそれぞれゴールドとシルバーを受賞。各製品に込められたEIZOならではのこだわりを開発陣に聞いた。

» 2014年12月18日 10時00分 公開
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2014年に注目を集めたEIZOディスプレイ2機種はいかにして生まれたか?

 日本の老舗ディスプレイメーカーとして、ワールドワイドで根強いファンも多いEIZO(旧社名:ナナオ)。石川県に本社を構えるEIZOが、自社ブランドで欧州向けにPC用CRTディスプレイの販売を開始したのは1985年5月のことだ。それから約30年もの間、ディスプレイの主流がCRTから液晶へ移行しても、一貫して高画質・高品質のディスプレイづくりを追求してきた。

 EIZOが長年培った独自の高画質化技術を生かしたディスプレイ製品群は、競合機種に対してさまざまな優位性があり、個人のホビー用途からビジネス向け、写真や映像制作、デザイン分野、さらには医療、産業、航空管制など幅広い市場で厚く支持されている。

 ITmedia PC USERでも、創刊20周年企画として実施した2014年下半期の「ディスプレイ部門」アワードで、EIZOの4K対応31.5型モデル「FlexScan EV3237」が最高位となるゴールド、23.8型エンターテインメントモデル「FORIS FS2434」がそれに続く「シルバー」を受賞し、同部門の上位を独占する形となった。

 そこで今回は、FlexScan EV3237の開発を率いた田辺利明氏、FORIS FS2434の開発リーダーである小林耕人氏、両製品のソフトウェア開発を担当した荒井郁美氏の3人に、EIZOならではの高品質へのこだわりを伺った。

左からEIZOの小林耕人氏(映像商品開発部 商品開発1課 グループリーダー)、荒井郁美氏(技術部 技術1課 グループリーダー)、田辺利明氏(映像商品開発部 モジュラ開発課 グループリーダー)。手前のディスプレイは左が「FORIS FS2434」、右が「FlexScan EV3237」

ゴールド受賞「FlexScan EV3237」――FlexScan正統進化となる4Kモデル

3840×2160ピクセル表示に対応した31.5型ディスプレイであるFlexScan EV3237

―― FlexScan EV3237は、EIZOのスタンダードディスプレイ「FlexScan」シリーズとして、初めての4K(3840×2160ピクセル)対応モデルとなりました。9月に受注を開始されてから、生産が追いつかないほど好調だそうですね。

田辺氏 ありがとうございます。近年のFlexScanシリーズは、解像度がフルHD(1920×1080ピクセル)とWUXGA(1920×1200ピクセル)の23〜24.1型モデルを主力としてきましたが、大画面化と高解像度のニーズを受け、数年前にWQHD(2560×1440ピクセル)の27型モデルを開発しました。それが市場でかなり好評だったため、今回はFlexScanの「正常進化」という形で4Kモデルを開発しました。

 メインターゲットは一般オフィス用途ですが、もちろん個人でもお使いいただけます。4Kという新しい解像度の提案でもあるので、特に業種などは定めず、広く拡販していくことを想定して作っています。

―― 先行して複数の海外メーカーが4Kディスプレイを発売していますが、それらとの差異化はどの辺りにあるのでしょうか?

田辺利明氏は、FlexScan EV3237で電気のハードウェア設計とディスプレイトータルでの開発リーダーを務めた

田辺氏 4Kディスプレイ市場全体を見渡した場合、一方で普及価格帯のテレビをベースに作られたような価格重視の製品があり、もう一方でAdobe RGBをカバーした広色域のハイエンド製品があり、需要が両極端になっている印象がありました。そこで、FlexScan EV3237はその間を狙っています。

 Adobe RGB対応の広色域モデルでは高価になりすぎてしまいますし、かといって廉価版といった仕様ではFlexScanとしての品質基準を満たせません。昨今は「FlexScan EV」シリーズとしてエルゴノミクスとエコに配慮した製品づくりをしていることもあり、FlexScan EV3237では「国際エネルギースタープログラム」(オフィス機器の国際的省エネルギー制度)のロゴを取得することをマストの条件に掲げました。

 ちなみに、Adobe RGB対応の広色域モデルではこのロゴが取得できないため、一般オフィス向けには適さないという判断です。

―― PC向け4Kディスプレイとしては大きな31.5型という画面サイズも目立ちます。

田辺氏 24型や27型の4Kディスプレイという選択肢もあり、これらは画素密度が非常に高く、アップルのRetinaディスプレイのような高精細表示が得られます。こうした選択肢もあったでしょう。

 しかし、FlexScanの正常進化を目指したFlexScan EV3237では、画素ピッチがある程度広くないと、小さな文字などが細かすぎて読みづらくなってしまうため、オフィス用途には向かず、これまでの製品と使い勝手が大きく変わってしまいます。4Kの情報量とともに広い作業スペースを確保できるよう、画面サイズはなるべく大きく、それでいて視野角が広いIPS方式のモデルを作りたいという考えから、31.5型の液晶パネルを選定しました。

―― 高画素密度ディスプレイはスケーリング拡大表示をして使うことが基本ですが、31.5型の4K解像度ということは画素ピッチがある程度広くなるため、100%表示で使うことも想定されているのでしょうか?

100%等倍表示では、3840×2160ピクセルの4K解像度をフルに利用でき、これほど多くの情報を一度に映し出せる。画素密度は約140ppi、画素ピッチは約0.18ミリとなっており、100%表示のまま使えないこともないが、スケーリング設定で「中-125%」や「大-150%」の拡大にすると、表示は見やすくなる

田辺氏 そうですね。スケーリング拡大表示を行うと、画面解像度に対して最大限に作業スペースを使うことができませんが、31.5型であれば、100%表示あるいはそれに近い低い拡大率で4K解像度をフル活用できます。フルHDの縦横2倍という高解像度を生かし、情報量を増やすことで、作業効率アップに貢献する、そう考えると24型や27型の画面サイズでは小さいのです。

―― FlexScan EVシリーズの最上位モデルとなりますが、エルゴノミクスやエコに関する機能はどのようなものがありますか?

田辺氏 ユーザーの離着席を人感センサーで検知して省電力モードのオン/オフを自動で行う「EcoView Sense」をはじめ、照度センサーにより環境光に応じてディスプレイの輝度を自動で最適化する「Auto EcoView」、入力信号のレベルに応じて輝度を自動調整して見た目の明るさを維持しつつ省電力化する「EcoView Optimizer 2」といった機能は、これまでのFlexScan EVシリーズを踏襲しています。

 FlexScan EV3237ではAuto EcoViewを少し進化させて、自動輝度調整時の上下限輝度を調整できるようにしました。例えば、海外に比べて日本ではかなり暗い環境で使われている方も多く、従来のAuto EcoViewの下限値であるブライトネス設定20%(60カンデラ/平方メートル程度)でもまだ明るいという声がありました。一方で、それ以上輝度が下がると見づらいという意見もありますので、幅広い設置環境へ柔軟に対応できるよう、自動輝度調整の最低輝度を可変にしたというわけです。

―― 輝度については、EIZO独自のハイブリッド調光(EyeCare調光)も大きな特徴ですね。

田辺氏 はい。これにより、LEDバックライトを低輝度に調整した際の画面のちらつきを抑制できています。現在のFlexScanは最大輝度の1%を目指した設計になっているので、FlexScan EV3237では3カンデラ/平方メートル程度まで輝度を下げることが可能です。

 現在のデバイス技術では、DC調光だとちらつきを抑制できても、ここまで表示を安定させたまま輝度を下げられません。かといって既存のPWM調光だけでは、ユーザーによってちらつきを感じる表示になってしまいます。この2つを組み合わせて最適化したハイブリッド調光によって、ちらつきの抑制と低輝度表示を両立できているのは、EIZOだけの強みです。

大画面の加重に配慮しながら、可動域の広さは維持したスタンド機構。設置面ギリギリまで画面を下げられるため、大型モデルでも表示を自然に見下ろす視線で作業しやすい

―― FlexScan EVシリーズは可動範囲が広いスタンドも備えていますが、FlexScan EV3237のスタンドは既存のものと同じでしょうか?

田辺氏 スタンドのデザインは既存のものと同じですが、内部構造には手を加えています。31.5型という大型のディスプレイを安心してお使いいただくために、スリムな外観と広い可動範囲を維持しつつ、内部部品の構成を強化して安定感を演出しています。

 標準のスタンドでもチルト、スイベル、高さ調整が行えますが、スタンドを外してフリーマウントで90度回転し、縦位置表示で使っても問題ないよう設計していますので、縦位置表示で数枚並べるような使い方も可能です。

―― カラーマネジメントディスプレイ「ColorEdge」シリーズでもDCI 4K対応の映像制作向けハイエンドモデル「ColorEdge CG318-4K」が2015年3月に発売されます。こちらはAdobe RGBのワークフローやハードウェアキャリブレーションに対応した色再現重視モデルなので高価ですが、そこまで高度な色環境は不要なので、FlexScan EV3237をクリエイティブ用途に使いたい方もいらっしゃると予想されます。クリエイティブ用途ではどれくらい使えるものでしょうか?

広視野角のIPSパネルを搭載。ColorEdgeほどではないが、10ビットガンマ補正による滑らかな階調表現が行えるなど、大画面・高精細に加えて、表示品質もハイレベルだ

田辺氏 どれだけ色再現性を重視されるのか、作業環境によって大きな差が出てきますので、一概には言えません。ColorEdge CG318-4Kと比較した場合、色域はsRGB相当、階調精度では10ビットLUTに下がり、ハードウェアキャリブレーションにも非対応です。それでも一般的なディスプレイという視点では、表示品質にこだわっていますので、製品の違いを理解されたうえで使っていただければと思います。

―― 4Kの高解像度以外で、画質の作り込みにおいてこだわった部分はありますか?

田辺氏 FlexScanとして目指すべき厳しい品質基準があり、そこを満たすのに苦労しました。例えば、液晶パネルは未調整の状態だと、画面の右側と左側で少し色味が違ったり、雲のような輝度ムラや色ムラが出るものですが、特に大画面パネルではそれを抑えて均一に表示するのが難しくなります。今回は31.5型の大画面ということで、表示の均一性(ユニフォミティ)を確保するのに苦労しました。

―― 非光沢のディスプレイでは、表面にギラギラした乱反射や粒状感が発生しやすく、これを気にされる方もいらっしゃいますが、FlexScan EV3237の見え方はどうでしょうか?

田辺氏 確かに非光沢のディスプレイでは、アンチグレアの表面処理と画素ピッチの干渉により、こうした見え方になる製品もあります。しかし、FlexScan EV3237は画素ピッチが通常よりかなり細かく、干渉が発生しにくいため、こういった問題は発生しません。

PbyP機能で3つの映像信号を並べて表示した例。左半分が1920×2160ピクセル、右上と右下がそれぞれ1920×1080ピクセルとなる。4画面フルHDの同時表示も可能だ

―― 大画面をより活用するため、Picture by Picture(PbyP)やPicture in Picture(PinP)といった多画面表示の機能も盛り込んでいます。特に4画面のPbyPに対応したのは面白いです。

田辺氏 この画面サイズ、解像度ならば、マルチディスプレイのニーズも1台でまかなえます。これまでの大画面モデル(WQHDモデル)でも2画面表示の要望はありましたが、それを採り入れつつ、3画面、4画面まで対応するという新しい提案を行っています。

 4画面のPbyPでも1つの画面でフルHDを表示できるため、従来の中途半端な解像度になってしまうPbyPより使い勝手はよいです。

―― Windows PC上からディスプレイの各種調整が可能なソフトウェア「ScreenManager Pro」もEIZOディスプレイ独自のこだわりですね。

荒井氏 もともと以前からScreenManager Pro for LCDという形でFlexScanの調整ユーティリティを作ってきました。これまでディスプレイ制御に使うインタフェースはUSBにもDDC/CI(ディスプレイケーブルに制御信号も流す)にも対応してきましたが、FlexScan EV3237ではUSB接続の最新版ソフトウェアとして、既存のUSB版とDDC/CI版のいいとこ取りを目指しています。

 最近の新しい機能としては、マルチディスプレイ環境への対応を強化しました。マルチディスプレイ環境において、すべての画面で明るさや色味を統一する「Multi-Monitor Match」機能や、ユーザー正面のディスプレイに内蔵された人感センサーで検知した情報をもとに、ほかのディスプレイの電源も同時制御する機能を盛り込んでいます。

 Multi-Monitor Matchは、色温度、ガンマ、輝度を全画面で統一する機能です。色温度とガンマは各ディスプレイの調整値を一致させるのですが、輝度については液晶パネルごとに個体差があり、ブライトネスを同じパーセントに調整しても同じ明るさになりません。そこで、工場出荷時に記録される各ディスプレイ固有の輝度情報を読み込んで演算し、見た目の明るさが同じになるよう調整しています。これも出荷時にディスプレイの個別調整を行うEIZOディスプレイの強みを生かした機能です。

荒井郁美氏は、USB経由でディスプレイ制御を行うソフトウェア開発を担当した

―― FlexScan EV3237ならではの作り込みで苦労された点はありましたか?

荒井氏 既存のScreenManager Proには、アクティブなアプリによってディスプレイの表示モードを自動で切り替える機能がありますが、今回のFlexScan EV3237はPbyPで分割した4画面それぞれに違う表示モードを選べるようにしました。ここが新しいポイントです。

 この最大4画面となるPbyPの設計は最も苦労しました。過去の機種で2画面のPbyPはありましたが、4画面は例がありません。1台のPCから4画面に出すのか、別々のPCから出すのか、それともPCではない別の機器もつなぐのかなど、考え得るあらゆる可能性を検討し、最終的に仕様を決定するのが難しかったです。

 悩んだかいもあって、オフィスにおけるユーザーの使用環境としては納得できるPbyP機能にまとめることができました。

FlexScan EV3237の入力端子。左からDVI-D、HDMI、DisplayPort 1.2×2の4系統入力を搭載する。接続機器との互換性にはかなりこだわったという。そのほか、USB 3.0のハブ機能も備えている

―― 4Kディスプレイは接続するPC側の4Kサポートも必須で、ここが問題になることも少なくないですよね。

田辺氏 FlexScanとしても初めての4Kディスプレイということで、互換性はかなり気を付けて取り組みました。通常のモデルでも互換性評価は一通り行いますが、FlexScan EV3237では対象機器を通常の10倍以上に増やして細かく評価しています。ここに多くの時間と手間がかかりました。

 例えば、4Kでリフレッシュレート60Hzの表示を行うにはDisplayPort 1.2規格への対応が必須ですが、古いバージョンのDisplayPortを備えたグラフィックスカードでは、普通につないでも4Kディスプレイを認識できない製品も存在します。そのため、DisplayPort 1.1以前のグラフィックスカードに対応するモードを準備し、4Kの30Hz表示に落とすことで、問題なく映像出力できるような工夫をしました。

 DisplayPortの互換性はまだ発展途上なので、開発時に機器の組み合わせをとにかく数多く評価し、さまざまな環境に対応できるよう仕上げています。ただし、市場に出回っているすべての機器で動作確認ができているわけではないので、今後もしっかりとサポートをしていきます。GPUの互換性情報はEIZOのWebサイトでも公開しています。

 あまり表には出ない情報ですが、こうした本当に真面目に作り込んだ結果が、今回の受賞につながったものと考えています。開発段階での互換性を含めた厳しい評価とEIZOのサポートがありますので、初めての4Kディスプレイでも安心してお使いいただけると思います。

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提供:EIZO株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2014年12月25日

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