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グラフィックス性能を強化した「MacBook Air」は11月上旬に出荷中身は別物?

MacBook Airの新モデルは、基本性能の向上とストレージの増量が見どころ。下位モデルは21万4800円から購入できるようになった。

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 アップルは10月15日、「MacBook Air」の新モデルを発表した。MacBook Airは、13.3型ワイド液晶を搭載したモバイルノート型Macで、MacBookファミリーの中では最薄最軽量のボディが特徴。ラインアップには、ストレージの種類(HDDとSSD)で差別化した2モデルが用意されている。

 今回の新モデルでは、外装にアルミニウムを採用したボディデザインを踏襲しつつ、基本スペックを強化してきた。上位モデルの「MB940J/A」は、1.86GHzで動作するIntel Core 2 Duoを採用し、FSBが800MHzから1066MHzに、2次キャッシュ容量も4Mバイトから6Mバイトに増えている。また、オンボードメモリの容量は2Gバイトと変わらないものの、クロックが667MHzのDDR2 SDRAMから、1066MHzで動作するDDR3 SDRAMに改められ、SSDの容量も64Gバイトから128Gバイトに倍増した。

 一方の下位モデル「MB543J/A」も、CPUのクロックこそ変更はないが、上位モデルと同様に2次キャッシュ容量を6Mバイトに増やしたCore 2 Duoが採用され、HDDは120Gバイトに倍増している。さらに、共通の変更点としてグラフィックス機能にNVIDIAのGeForce 9400Mを採用したのもポイントだ。同社によれば、従来のIntel GM965チップセットに内蔵されるグラフィックス(GMA X3100)に比べて性能が4倍に向上したという。

 なお、アーキテクチャが変更されたことでバッテリー駆動時間も気になるところだが、同社の公称値を見ると、従来の“ワイヤレス環境下で5時間”から(単なる)“バッテリー駆動時間で4.5時間”という表記に変わっており、バッテリーライフは30分以上短くなったと思われる

※新MacBook Airのバッテリー駆動時間について、Apple Storeに記載された測定法では、「ワイヤレス生産性テストでは、ディスプレイの明るさを50%に設定した状態で、さまざまなWebサイトをワイヤレスで閲覧し、ワードプロセッサでテキストを編集して、バッテリー寿命を測定しました」とありました。ワイヤレス環境下で4.5時間に短縮されています。

 インタフェース回りも若干変更された。本体右側面のカバー内には、オーディオ出力、USB 2.0のほか、従来のMicro DVIに代わってMini DisplayPortが搭載されており、同日発表された“MacBookファミリー専用”のLED Cinema Displayと接続できる(アナログRGB、DVI、デュアルリンクDVIとは別売の各アダプタを利用する)。一方、マルチタッチ対応のトラックパッドや内蔵iSightカメラ、バックライトキーボードなどの特徴はそのまま継承している。本体サイズは325(幅)×227(奥行き)×4〜19.4(高さ)ミリ、重量は約1.36キロ。


 AppleStoreでの価格はMB940J/Aが29万8800円、MB543J/Aが21万4800円で、いずれも11月上旬の出荷予定になっている。

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