ゲーマー向けの「G-Tune」で特別仕様の“PC USERモデル”を作ってもらった:SSD RAIDで爆速!!(2/2 ページ)
マウスコンピューターのハイエンドゲームPCブランドである「G-Tune」シリーズに“PC USER限定モデル”が登場した。普通にBTOで選択するよりもかなりお得になってるぞ。
圧倒的ではないか我が軍は――「オール7以上」を余裕で達成
さて、マウスコンピューターにかなり無理を言って作ってもらったPC USER特別モデルだが、実際にその性能を確認してみないことには本当にお買い得なのかどうか分からない。そこでおなじみの各種ベンチマークテストを実施してみた。
まず、Windows 7のエクスペリエンスインデックスのスコアだが、当初の目的通りすべての項目で「7」を超えた。特に、SSDのRAID O構成は効果が高く、スコアは7.9と最高値に達した。CPUとメモリのスコアはともに7.5、SLI構成にしたGeForce GTX 285×2が7.3と、ハイエンドゲーミングマシンにふさわしいスコアである。SSDのRAID 0を選んだのは大正解といったところだ。
次にベンチマークテストの結果を見ていこう。実施したのは、PCMark05、PCMark Vantage(x64)、3DMark 06、3DMark Vantageといった専用のベンチマークに、3Dゲーム系のFINAL FANTASY XI Official Benchmark 3、LOST PLANET体験版&ベンチマークDirectX 10版(64ビット)、THE LAST REMNANT体験版&ベンチマークである。標準では1280×1024ドットで計測しているがこのうち3Dゲーム系のベンチマーク(LOST PLANET体験版&ベンチマークDirectX 10版、THE LAST REMNANT体験版&ベンチマーク)では、1600×1200ドットでも計測している。また、今回はPCMark Vantageと3DMark Vantageで、コンシューマー向け最高峰のCore i7-980X Extreme Edition+Intel X58 Expressを搭載したシステムを比較対象に挙げている。こちらはグラフィックスがGeForce GTX 285の1枚挿しで、ストレージは1TバイトのSATA HDD(7200rpm)となっており、変態的な仕様のPC USERモデルと比べるにはちょうどいいだろう。
さて、結果はグラフの通りだが、HDDの性能でスコアが大きく影響するようなテスト項目では、SATAのHDDと比べて非常に高いスコアになるため、総合スコアを押し上げる結果となっている。CPUとグラフィックスがそこそこの性能を持っているのなら、高速なストレージにするだけで全体のパフォーマンスを引き上げられることが分かるだろう。3Dゲーム系のベンチマークでは、SLIの効果で高解像度でも描画パフォーマンスの落ち込みが少なく、各種効果を有効にしても3Dゲームを快適に楽しめる高い性能を証明した。CPU単体だけで10万円を超えるCore i7-980X Extreme Editionベースのマシンを総合力で上回る、まさに死角のないマシンだ。
以上、i500PA4のPC USER特別モデルを紹介したが、3Dゲームをバリバリ楽しみたいのであれば自信を持っておすすめできる製品に仕上がった。是非、SSD×2台のRAID 0による爆速体験をしてほしい。
このほか、今回の特別カスタマイズモデルでは、より安価に購入できるモデルとして、SSDの容量を40Gバイト×2のRAIDO 0に変更した構成(22万9950円)や、予算が潤沢にある人向けに、ゲームだけでなく地デジも楽しめる、ピクセラ製地デジチューナー「PIX-DT096-PE0」を追加した構成(26万9850円)も用意してもらった。高性能なPCをより安価に手に入れたい、あるいは、地デジの録画環境も同時にそろえたい、という人は、予算にあわせて最適なモデルを選んでほしい(→製品ページへ)。
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