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“今は微妙”な「GeForce GTX 560 Ti」がデビュー古田雄介のアキバPickUp!(3/4 ページ)

500世代のメインストリームGPU「GeForce GTX 560 Ti」を搭載したカードが各社から一斉に登場した。売れ行きに関して、多くのショップは「微妙」と口をそろえるが、「期待外れ」ではないらしい。

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「ハイスペックなATXタイプがすごい人気」――H67マザーの動向

 Sandy Bridge用マザーボードは、一般的にハイスペック構成やオーバークロックに向いたP67と、安価な構成が可能なH67というすみ分けとなっているが、H67マザーも比較的ハイスペックなモデルが売れる傾向にあるらしい。

 フェイス秋葉原本店は「H67マザーはグラフィックスカードなしの構成が可能なので、拡張性を控えめにしたmicro ATXタイプが数多くあります。しかし、意外とヒットしているのはATXタイプだったりするのです」と話す。同店は1月中旬から同様の感想を持っていたが、先週にかけてほかにもいくつかのショップで同様のコメントが聞かれるようになってきている。

予想以上の人気で売り切れが続出している、ASUSTeKのH67マザー「P8H67-V」。価格は1万5000円前後

 共通しているのは、H67マザーはSandy Bridge各モデルが内蔵しているGPUが利用できるが、その中でも特にエンコード機能を利用したいと考えるユーザーがハイスペック層にも広がっているという指摘だ。パソコンショップ・アークは「Sandy Bridgeの動画トランスコードは、CPU内蔵GPUが第一優先のGPUでないと使えません。ですが、BIOSの設定変更でグラフィックスカードのGPUを第二優先以降に調整できるマザーも多いので、割とパーツ構成の縛りは少ないんですよ」と解説する。

 つまり、CPU内蔵GPUの優れたトランスコード機能を使いつつ、高性能なグラフィックスカードを挿して自由な構成を楽しむといった層の多くが、ATXサイズのH67マザーを求めているというわけだ。某ショップは「マルチGPUなどを含めたパフォーマンス重視でいくならP67、動画エンコードを含めた機能重視でいくならH67といったところでしょう」とトレンドを総括した。

ギガバイトの「GA-H67A-UD3H」も人気により、品薄傾向にある。価格は1万7000円前後

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