Acerの“Ontario”タブレットPCは「分離式」――Acerプレスカンファレンス:CeBIT 2011(2/2 ページ)
CeBIT 2011が3月1日に開幕した。展示ブースの“初公開未発表モデル”も気になるが、その前に、Acerのカンファレンスで登場した次世代モデルをチェックする。
タブレットPCであったりクラムシェルノートPCであったりする「ICONIA W500」
開幕前日の事前公開で、MSIのブースに“Ontario”こと、AMDのAPU“Fusion”で省電力モデル「Cシリーズ」を採用したタブレット“PC”が登場したが、Acerのプレスカンファレンスでも、Ontarioを搭載するタブレットPCとクラムシェルタイプのノートPCが展示されていた。
クラムシェルタイプのノートPCは「Aspire one 522」で、10.1型ワイド液晶ディスプレイ(解像度は1280×720ドット)を搭載して、APUにC-50を採用。APUに統合されるグラフィックスコアはRadeon HD 6250になる。システムメモリとしてDDR3を1Gバイト載せ、データストレージには、250GバイトのHDDを内蔵。OSは32ビット版のWindows 7 Starterを導入する。


“Ontario”C-50を搭載するクラムシェルタイプのノートPC「Aspire one 522」は、10.1型ワイドの液晶ディスプレイを搭載する(写真=左)。左側面に2基のUSB 2.0とHDMI出力(写真=中央)、右側面にヘッドフォン、マイク端子、USB 2.0、有線LANを備える(写真=右)タブレットタイプの「ICONIA W500」は、タッチパネルを内蔵した10.1型ワイド液晶ディスプレイを搭載する(解像度は1280×800ドット)。タッチパネルはマルチタッチに対応。本体サイズは275(幅)×190(奥行き)×15.95(厚さ)ミリ、重さは約970グラムとなる。
APUのC-50を搭載し、統合したグラフィックスコアがRadeon HD 6250であるのはAspire one 522と共通だ。システムメモリとして2GバイトのDDR3を載せ、データストレージには32GバイトのSSDを内蔵する。
本体に搭載するインタフェースには、HDMI出力とUSB 2.0を備えるほか、無線接続としてBluetooth 3.0とIEEE 802.11 b/g/n準拠の無線LANも利用できる。また、キーボードを備えたドッキングステーション(ポインティングスティックと有線LAN、USB 2.0を用意)も用意される。
OSはWindows 7 Home Premiumで、これは、MSIが公開した“Ontario”搭載タブレット“PC”「Windpad 100W」と同じだ。Acerの独自機能でホームネットワーク上でコンテンツを共有する「clear.fi」もサポートする。


“Ontario”搭載タブレットPCの「ICONIA W500」は、OSにWindows 7 Home Premiumを採用する(写真=左)。本体インタフェースはHDMI出力にUSB 2.0を搭載する(写真=中央)。背面にはWebカメラを内蔵している(写真=右)

ICONIA W500は、キーボードとインタフェースを搭載したドッキングステーションと接続してクラムシェルタイプのノートPCのようにも使える。2010年11月にニューヨークで行われたAcerのイベントでも説明があったが撮影は禁止されていたので、CeBIT 2011で初めてその姿が公開されたことになる。ここでは、接続してるのが分かりやすいように、本体を浮かせている(写真=左)。ドッキングステーションにも、有線LANと2基のUSB 2.0を備えている(写真=中央、右)関連キーワード
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